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ツンデレが死んでしまったようです 3スレ目 (閲覧注意)

2スレ目はこちら(閲覧注意)



269 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/24(木) 13:39:10 ID:lomzlOpDO

ツン「…気分の悪い冗談ね…」

本当に反吐が出そう

(´・ω・`)「まだ言うの?本当の気持ちは違うくせに…」

やめて

(´・ω・`)「君の本当の気持ちは――」


やめろ


(´・ω・`)「僕に――」


あれ――立ちくらみが――




(´・ω・`)「君は僕に犯されたがってる」


その端正な唇は静かに、ゆっくりと。

『女の子みたいな唇だなぁ』
なんてことを思いながら私の意識は何処かへ行ってしまった
父親だった男のことを思い出した


273 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/24(木) 13:50:52 ID:lomzlOpDO

―――過去―――

母は崩れる様にして逝ってしまった
私は悲しくて、悲しくて。
その後しばらく母の事を引きずっていた。
学校への出席もせず、一年間余りは部屋で泣いて過ごす
そして父はもっと酷かった。
魂が抜けた様に無気力になり、話す言葉も訳が分からず、ただ怖かった

当時の私の家は裕福で、全ての力を失ってしまった父の代わりに面倒を見てくれたのがお手伝いさん。
壮年の女性で、彼女は私にとっての母代わり。
彼女のお陰で学校へも行く気になれた


281 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/24(木) 14:24:12 ID:lomzlOpDO

中学に上がり、その制服に私の気持ちは舞い上がった
部屋で意味もなく着てみたり、とにかく高揚していた

鏡に向かって笑顔を作ったその時、襖が開く

ツン「…お、お父さん…。な、なに?…どうしたの…?」

父親「……。……。」

ツン「??……」

父親「…ツンデレ…。もう家族は私達二人だけになってしまったよ。もう家族は私達二人だけになってしまったよ。もう家族は私達二人だけに」

父親のただならぬ雰囲気
虚ろな表情に私は恐怖を覚える

父親「ツンデレ慰めてくれ俺を抱き締めてくれ二人きりのかぞくなんだからたすけあわなきゃやっていけないんだおれはたのむつんでれ」

父は私を抱き締め、膨らみかけた私の胸に顔を埋めた。
そして口に口を付けられる

怖い怖い怖い

私は何の抵抗も出来ず、なすがまま

行為はエスカレートしていき


父に抱かれた


308 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/24(木) 15:27:13 ID:lomzlOpDO

情事が終わった後の私は脱け殻
殻はあるけど魂は宙に浮いている

裸で部屋に仰向けになった私はその魂を見ていた

また襖が開く
焼きたてのクッキーと紅茶を持ったお手伝いさん

畳は紅茶を吸った

私の股間に流れる血と精液

お手伝いさんは一見した後、ゆっくりと近付き、そっと私を抱き締める

優しく力強く抱き締める

あの男の様に怯えたものではない。
それは暖かくて。私の気持ちは安らいでゆく…
その時初めて涙が溢れ、声を上げて泣いた
我を忘れて泣き散らした
お手伝いさんは頭を撫でてくれて…

ノ('ー`)し『怖かったねえ…もう大丈夫よ…アタシが守ってあげるからね』

涙が止まらなかった
必死にしがみついた


319 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/24(木) 15:45:30 ID:lomzlOpDO

お手伝いさんに全てを話した。
泣き散らしながらも全てを話した

ノ('-`)し「…合意の無いセックスは犯罪よ。例えどんな関係であっても。…後は私に任せなさい。…お父さんと…あの男とはもう会えなくなるわ。それでも、いい?」

私は涙を拭って力強く頷く

そしてお手伝いさんは警察に電話を入れる

間もなくパトカーが到着
私達一家に事情を聞いた後、父を連れて行く
勿論私達も同行し――全ての事情を話した。とても辛かった

実は父は死んでしまったのではない
現在服役している。

私は独りになってしまった。

ノ('ー`)し「……。…私と…一緒に暮らす?」

独りになってしまった私は嬉しくて――また泣く。わんわん泣く

ノ('ー`)し「フフ。困った子ね。これからアナタは…私の娘よ」

叔母と言うのは実はお手伝いさんの事
お手伝いさんは、ずっと昔に娘を交通事故で無くしてしまったらしい。
きっと私をその子と投影してる
私もお母さんと投影してる


322 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/24(木) 15:52:23 ID:lomzlOpDO

今までの、色んな事を夢見ていた。
今のお母さんとの沢山の想い出
学校に行きたがらない私を叱ってくれた
友達のいない私を励ましてくれた
誕生日を祝ってくれて
二人きりのクリスマスパーティ
そしてブーンと出会って。
二人の想い出
一緒に手を繋いで
デートして

楽しかった幸せだった



夢から覚めたくなかった
目覚めてしまった


336 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/24(木) 16:27:15 ID:lomzlOpDO

―――現実―――
目が覚めて、現状を把握するのに時間がかかった。

父が覆い被さっていた

声が出ない
抵抗が出来ない

父は何か喋った

(´・ω・`)「……フゥッ…フゥッ……や、やあ…起きたかい…?…もうすぐ…終るから、そのまま、じっと、してて…」

ツン「………………。……………君…」

何もかも理解出来た
私はあの時意識を失って――

今――

痛い痛い痛い痛い痛い。苦痛だけ。それ以外何も無い。ただ、不快
痛い
もう止めよう。抵抗とか、そういうこと考えるのを止めてしまおう

…アレ、腕に痣が出来てるな…
殴られたのかな…

と、考えてる内に、下腹部の辺りが熱くなった
ショボン君は一息ついた後、満足気な顔でニッコリ笑う

なんて綺麗な笑顔


382 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/24(木) 19:42:07 ID:lomzlOpDO

彼を見ていた
自分の性器を笑顔で拭い、ソレをしまう彼を見ていた

幸せそうね

アナタ

私はこんなにも

絶望してるのに

ところでその手首の血は何?

(´・ω・`)「~♪…ん?コレかい?…君の中に中々入れなくてね。しょうがないから血を使ったんだ。痛かったけど、幸せだったから。気にしないで。」

ツン「………………………そう………」

そう。狂ってるのね。もう逃げる見込みはなさそうね
ブーンと、さよならだなぁ

(´・ω・`)「あ、泣かないで…平気だよ。こんな傷。全然痛くない。だから泣かないで。その方が傷付くよ」


389 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/24(木) 20:02:39 ID:lomzlOpDO

(´・ω・`)「…一応念を押しとくよ。僕は…僕の父親は絶対的な力を、権力を持っている。だから君が本気で嫌がっていたとして、警察に言っても無駄だよ」

ツン「…………」

(´・ω・`)「そして内藤には遊びはお終いって、そろそろ伝えておいて。」

ツン「…………」

(´・ω・`)「最後に。…君が望んでいた事とはいえこのこと、二人には黙っておくんだ」

ツン「……何故」

(´・ω・`)「まだ友達でいたいだろ?」

ツン「…………」

(´・ω・`)「さ、服を着て。風邪引いちゃうよ。…服を着たら家まで送って行こう」

体を拭いてもらい、服を着させてもらった。
ブラシまでかけてもらって、私は此処に来た時の姿に戻った
表情以外は

その後はレイプした男に家まで送ってもらい、『またね』と別れを告げる
もうどうでもいいや。流れに身を委ねてしまおう
その方が楽だよね
もう傷付かないよね

さよなら。ブーン


401 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/24(木) 20:19:40 ID:lomzlOpDO

―――翌日、カフェテリア―――

( ^ω^)「…え?」

ツン「だから。さよなら」

(;^ω^)「な、なんでだお!?」

ツン「…だってアンタ。進学しなかった割には、まともな職に就いてないじゃない。」

(;^ω^)「!!」

ツン「コンビニ店員?そんなんで私とずっと一緒に居られると思うの?」

(;^ω^)「そ、それは…」

ツン「…私、ショボン君と付き合うことにしたの」

( ゚ω゚)「!!」


415 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/24(木) 20:26:22 ID:lomzlOpDO

ツン「……悪いわね」

( ゚ω゚)「……」

ツン「ブーン?」

(;^ω^)「……あっ、あっ、その、僕もお似合いだと思うお!!バイトの僕より…御曹司のショボンの方が…ツンを幸せにするお…」

ツン「……本気で言ってるの?」

(;^ω^)「あ、ああ!本気だお!!ショボンは格好良くて何でも出来るし…その、お似合いだお!!」

ツン「……そう。じゃあ話は早いわ。さよなら」

ツンデレは席を立ち、会計金額を置いて席を離れてゆく

(;^ω^)「……。あっツン!!ショボンに、ショボンに、その、ショボンによろしく言ってくれお!」

ツン「…………」

ツンデレは見えなくなった

( ^ω^)「こんなことになるって。いつかこんなことになるって知ってたから別に平気だお!全然…傷付いてないお…。…ツン…」


477 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/24(木) 22:39:12 ID:lomzlOpDO

(´・ω・`)「済んだかい?」

……。…あれ?この人誰だっけ……

…あぁ、この人は私の大事な人。
私の愛する人

私のショボン

どうしたんだろう…こんな大切な事を忘れるなんて


478 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/24(木) 22:40:19 ID:lomzlOpDO

ツン「えぇ済んだわ。厄介払いも疲れるわ…」

(´・ω・`)「ふふ…なんて言ってやったの?」

ツン「えっとねー…、『アンタみたいなバイトの先のない人生より、ショボン君の明るい明日の方が居心地いいの』って言ってやったわ!ふふ。凄い顔してた」

(´・ω・`)「ハハ!ソイツはいいな。…ただ一つ間違えたな。」

ツン「??」

(´・ω・`)「内藤はもう仕事は出来ない。とゆうより…バイトでもなんでも、『就職』が出来ない」

ツン「??どうゆうこと?」

(´・ω・`)「フフ…何でも無いよ…。さあ行こう」

ツン「??…変なの」

(´・ω・`)「……(内藤は君の本当の笑顔を浴びすぎた。罰だよ…)」

ツン「ねえ…。しつこいようだけどさ…。私と…ずっと一緒にいてね…」

(´・ω・`)「ああ。勿論さ」


548 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/25(金) 00:06:03 ID:q5AnuPIJO

私達は二人で住むことになった。
私はこれから美術系の大学に通う。
この町から新幹線を使う距離で、ショボン君の通う大学と一駅しか離れていなかったから。
ショボン君の家の別荘に住むので、借りるつもりのアパートに払う費用は0となった。
経済的にも、私の心的にも嬉しい


―――ある日―――

ツン「……なんだろう…生理来ない…。…まさか……いや、まさかね。…でも、もしかしたら…」

ショボン君が居ない隙を見計らって薬局へ行き、妊娠検査薬を購入。結果は…

ツン「…う…うそ…出来てる…」

結果を見て感じた感想は、疑問だった

一体いつ?私達した?

考えれば考える程、何かとっかかりを感じた。

認めたくない、思い出したくないあの出来事――

あの出来事?…やめよう、気分が凄い悪くなる。
吐気、めまい、頭痛…

きっと酔った拍子に『した』のだろう。
非常に無理矢理だが、そう結論づけた


558 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/25(金) 00:27:13 ID:q5AnuPIJO

次に感じたのは絶望だった。
嫌だった。とにかく嫌だった。

大好きなショボン君の子供なんだけど…

産むのは絶対に嫌だった。
コレを思う度にまたとっかかりを感じる
こんなことを思うのは駄目な事だって分かってる。
とにかく…ショボン君に言おう…。凄く、凄く言い難いけど…思いきって言おう…

―――夜―――

ツン「……あのさ、大事な話があるんだけど…」

(´・ω・`)「ん?何?何か欲しい物あるの?それともお手伝いさん足りない?」

ツン「いや…そうじゃなくて…。その、赤ちゃん…出来たみたい」

(´・ω・`)「ああ。だろうね…。…い、いや、そうなの!?赤ちゃん出来たの!?」

ツン「??…どうしよう…。どう、したい?」

(´・ω・`)「……。結論から言うよ。堕ろして欲しい」

やった

(´・ω・`)「…ごめん、僕、凄い酷い事言ってるのは分かってる。君には謝っても謝り切れない事だと言うことも。ただ…今子供が出来るのはマズイんだ…。」


567 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/25(金) 00:33:16 ID:q5AnuPIJO

(;・ω・`)「世界を跨ぐ会社の跡取りが、未成年の内に子供が出来るっていうのは…。マスコミに知られたら、会社にとって大きなイメージダウンになる…」

良いのよ。本当に気にしないで

(;´・ω・`)「その、ごめんよ…」

ツン「…ううん。いいの。ショボン君は大切な跡取りだからね…。分かった。私、明日産婦人科行ってくるね…」

(;´・ω・`)「うん…その、本当にごめん…本当に、ごめんなさい…。…ごめん…」

ツン「気にしないで!謝りすぎよ?フフ。さ、御飯食べましょ!」

良かった――
ごめんね…ショボン君…謝るのは私の方
話し合いが終わって、きっとアナタより安心してる…

本当にごめんなさい…


617 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/25(金) 01:47:51 ID:q5AnuPIJO

―――夏―――

ツン「ねえ、ショボン君。私水着見たいんだけど…」

(´・ω・`)「水着?ああいいよ。じゃあ早速デパートに行こう」

―――デパート―――

ツン「あ!コレなんか良いじゃない!!コッチも!!」

(´・ω・`)「うん。可愛いねぇ…」

ツン「あ!アレも可愛い!」

(;´・ω・`)「う、うん…皆可愛いよ…」

ツン「フフ♪どれにしようかなあ♪キャハハ!」

(;´・ω・`)「…………」

ツン「??どうしたの?ショボン君」

(;´・ω・`)「…なんかね…林家パー子を久しぶりに思い出したよ…」

ツン「何だと?」

(;;´・ω・`)「あ、いえ、何も。」


633 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/25(金) 02:04:39 ID:q5AnuPIJO

―――試着室―――

ツン「全く…パー子って何よ…ブツブツ」

私は背中の大きく開いた、ちょっとHなワンピースの水着を選んだ

ツン「この水着姿を見せて訂正させてやるんだから!!」

―――5分後―――

ツン「おまたせ!…どう?」
(´・ω・`)「うん…スタンダートで可愛いよ」
ツン「フフフ…コレ、普通の水着じゃないのよ?ホラ!」
私は可愛さをアピールする様に彼に背中を見せる
(´・ω・`)「んー…?……!!」
ツン「どう?」

(;´・ω・`)「…ツ、ツン…君の背中…どうしたんだ…」

ツン「へ?何が?背中が綺麗って言いたいの?」

(;´・ω・`)「…。いいか…心を落ち着けて…自分の背中を鏡で見るんだ…」

私は疑問府を浮かべながらも鏡を使って背中を見る

ツン「??……。………!!…ぁ……ぁ………………いやあああああああああああああ!!!!」


背中はジュクジュクと水っぽい、今にも剥がれ落ちそうな青紫色の痣でびっしりと覆われていた


863 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/26(土) 00:49:31 ID:TFEsKPg+O
ツン「いやあああああああああああああ!!お母さんがっお母さんのっ!!ああああああああああ」

(;´・ω・`)「ツン!落ち着け!ツン!」

(;´・ω・`)「…(しまった!僕としたことが…何でわざわざ言ってしまったんだ!…救急車!救急車だ!!早く電話を――)」

(;´・ω・`)「(…いや、救急車はマズイ!この辺りは病院から遠く離れてる…しかも駅から離れている癖、人や車が多い!事実、今日は日曜日のせいもあってか、いつもより渋滞していたしな…)」

(;´・ω・`)「(交通関係は麻痺している…どうする…考えろ!もっと考えるんだ!ショボン!!)」

(;´・ω・`)「(先ず、今のツンの背中の症状は一体!?ツンは立てるか!?歩けるか!?)」

(;´・ω・`)「(よし…先ずは確認だ…。もう一度見て、判断しよう…動けない様であれば救急車を待つ…。歩くのに支障が無さそうであれば、車で数分の家に連れて帰り、様子を見る。それから医師団を呼ぶか検討しよう…)」


877 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/26(土) 00:58:59 ID:TFEsKPg+O

ツン「ぁ……あぁ…うう…ブーン…」

(´・ω・`)「??(今何か言ったか??)ツン…背中を…見せてくれ…」

店員「お客様!?どうしたんですか!?」

(´・ω・`)「……彼女がめまい起こしたようで…いつものことです。ちょっと下がっててもらいますか?」

店員「は、はあ…」

ツン「ぅぅ…助けて…ブー……助けて……ーン…助けて…」

(´・ω・`)「…またか、背中をさすってやる…」

(;´・ω・`)「ぁ…」


888 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/26(土) 01:13:30 ID:TFEsKPg+O

彼女の背中には青紫色の痣があった。どこかでぶつけたのか…三カ所に。

だが先程見たものは…
彼女の背中は腐った果実のそれだった

(;´・ω・`)「ふぅ…(見間違いだったか…。腐った果物の様に見えたが…。だが何処でこんなにぶつけたんだ?)」

(´・ω・`)「…ツン…。大丈夫だ。良く見てみろ。」

ツン「ぅぁぁ……ぅぅ………嫌よ…嫌!!絶対嫌!!…寄らないで!!こっちに来ちゃダメよ!!」

(´・ω・`)「ふぅ……。大丈夫だから。落ち着け。いいから見てみなって」

ショボン君の安堵の表情
私は鏡を恐る恐る見てみる…


痣だ。青紫色の痣。




そして私はまた絶望したのだ


901 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/26(土) 01:22:25 ID:TFEsKPg+O

(;´・ω・`)「…?(ツンの顔から表情が消えた…)だ、大丈夫かい?救急車…呼ぼうか?」

ツン「…………平気よ……家に帰りたい……」

(´・ω・`)「そ、そう……じゃあ駐車場まで…歩ける?」

店員「あの、お客様…大丈夫ですか…?」

ツン「平気ですから」

(´・ω・`)「……行こう」

駐車場へ行き、車に乗る
家までの車内は何故か重苦しい空気が流れ、会話は一つも無かった

彼女のその時の顔は絶望色で、僕はそれでも美しいと思った


916 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/26(土) 01:33:29 ID:TFEsKPg+O

―――家―――

(´・ω・`)「デパートの時から…どうしたんだい?背中の、事かい?それなら大丈」

ツン「やめて!!!」

(;´・ω・`)「!!…ごめん…」

ツン「お願い……お義母さんを呼んで…今すぐ…お義母さんを呼んで…その間は一人にして下さい…お願い…」

絶望色の顔をした彼女は目に涙を浮かべる。

(´・ω・`)「……。分かった…今すぐ連絡しよう…ちょっと待ってて」

ショボンはその場を離れ、受話器を取って電話をする。
話終えた彼はドア越しのツンに伝える

(´・ω・`)「僕だ……今晩の9時には着くそうだよ…」

ツン「ありがとう…それまで休むわ…おやすみ…」

(´・ω・`)「……。おやすみ…」


924 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/26(土) 01:48:54 ID:TFEsKPg+O

(´・ω・`)「ツン…お義母さん、お着きになったよ。通してもいいかな…?」

ツン「うん……お願い…」

ノ('ー`)し「ツン……久しぶりね。急にどうしたの?私の顔でも見たくなったの?フフ」

ツン「お義母さん……。…えぇ…そうよ…。お義母さぁぁああん!!うあああああ!!!」

ツンは泣き叫びながら義母に抱きついた。

ノ('ー`)し「…。あらあら…どうしたの?甘えんぼな娘ねえ…」

ツン「お義母さん!!お義母さん!!お義母さん!!うわあああああ!!」

ずっと泣いていた。ずっとずっと泣いていた。

お義母さんはとても暖かかった


931 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/26(土) 01:57:20 ID:TFEsKPg+O

ノ('-`)し「……(タダ事じゃないわね…)…。ショボン君。一体この娘、何があったのかしら…」

(´・ω・`)「それが…デパートの水着売り場で背中に痣があったのを見付けたんです。それから様子がおかしくて…」

ノ('-`)し「…!!…ツン…。背中を…見せてくれる?」

ツンは涙を流しながら黙って上を脱ぐ

ノ('-`)し「!!…コレは…!!ああ、ツン!!私の可愛い娘!…愛してるわ!ずっと…愛してるからね…!!」

義母も涙を流し、ツンを強く抱き締める


(´・ω・`)「……(僕は邪魔だな…)…」

ショボンはそっと部屋を後にした


941 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/26(土) 02:07:35 ID:TFEsKPg+O

数時間後、部屋の中が静かになったのを見計らって声をかける

(´・ω・`)「お義母さん、別室に寝る準備が出来ました」

ノ('-`)し「…ごめんなさい。娘の側に…娘の部屋にお願い出来るかしら。あとショボンさん。明日の早朝…お話があるの…」

(´・ω・`)「…はい、分かりました。じゃあ明日の6時頃、居間で」

ノ('-`)し「ごめんなさいね…。おやすみなさい。ありがとう」


―――翌朝、居間―――

(´・ω・`)「……」

ノ('-`)し「おはよう。ごめんなさいね、ショボンさん。こんな朝早くから…」

(´・ω・`)「あ、おはようございます。…いえ、大丈夫です。で、お話と言うのは?」

ノ('-`)し「娘の背中の…痣の事よ」


969 名前:1 ◆iXiOde3yG. :2005/11/26(土) 02:50:33 ID:TFEsKPg+O

私がツンの母になる前の話。
当時、ツンの実母の御屋敷で、家政婦として働いていたの。
そうね…丁度ツンが産まれた時から住み込みで。
…それから4年が経って…ツンが幼稚園に上がる頃。奥様は病気に侵されて人目に出なくなったわ。

奥様が病気を患って二年。身の周りの世話をしていた私の感想は…。
『奇妙な病気』
目で見て解る症状は『痣』よ。
その…さっきのツンの背中の様な。
その痣の出方が奇妙なの。
大きな、水っぽい変に気持の悪い痣が出来たと思ったら…次の日には消える。
痣の消える早さはムラがあったけど…出来て半日から一日の内には消えるの。
その繰り返し。最初の二年間位の間は。

だけど時間が経つにつれて…痣は消えにくくなっていったわ。

その三年後
奥様の体は。
奥様の美しかった体は…全身にジュクジュクと水っぽい、大きな痣に覆われていた。
まるで腐った果実の様だったわ

私はある日、いつも通りお世話をしていた
彼女の体を丁寧に、慎重に拭いていたら崩れ落ちたの

奥様の腕の肉がボトッと

イチゴジャムをスプーンで一すくいして

地面に落とす様に


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