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月のうみのようです  19.死の湖

261 :⊂二二二( ^ω^)二⊃:2014/02/12(水) 02:10:16 ID:3F56IYdE0












          
                               みんな行き着く最期の所

                                  男と少女のふたり旅

                              心は星になりまして

                                体は藻屑と 成り果てる



                                19.死の湖












          
.

262 :⊂二二二( ^ω^)二⊃:2014/02/12(水) 02:11:06 ID:3F56IYdE0


     ヒューーーーーー……


( ´ω`)「おーーー……。寒いお~~」

ξ゚⊿゚)ξ「うん」

( ´ω`)っ「ほら、はだけてるお。ちゃんと来なさい」

ξ゚⊿゚)ξ” モゾモゾ

( ´ω`)「でも、こんだけ寒くなってきたって事はきっと近いはずだお」

ξ゚⊿゚)ξ「うん!」

( ´ω`)”「いや、けどしかし、寒さが堪えるお~~~~」


  ギィコ……
       ギィコ……


ξ゚⊿゚)ξ「お花いっぱい浮いてるねー」

( ´ω`)「お花?」

263 :⊂二二二( ^ω^)二⊃:2014/02/12(水) 02:11:59 ID:3F56IYdE0
ξ゚⊿゚)ξσ「あそこ」

( ^ω^)「お。あの赤いとこかお」

ξ゚⊿゚)ξ「うん。漕いで漕いで~~~」

( ^ω^)”「漕いで漕いで~~~~」


  ギィコ……
          ギィコ……


ξ゚⊿゚)ξ「お花いっぱい」

( ^ω^)「おーーー。植物だお」

ξ゚⊿゚)ξっ”

ξ゚⊿゚)ξっ「お水冷たいねー」

( ^ω^)「おっおっ。凍っちゃいそうかお?」

ξ゚⊿゚)ξっ「うん」

ξ゚⊿゚)ξ「お花」 ジャバ…
  っ(◎)
     |

264 :⊂二二二( ^ω^)二⊃:2014/02/12(水) 02:13:21 ID:3F56IYdE0
( ^ω^)「お~~~。お花かお~……」

ξ゚⊿゚)ξ「はい」
  っ(◎)
     |

       (◎)
( ^ω^)っ|「おっおっ。ありがとうだお」

ξ゚⊿゚)ξ「可愛いね」

( ^ω^)「綺麗だおね~~~……。でも、これホンモノの植物じゃないみたいだお」

ξ゚⊿゚)ξ「そうなの?」

( ^ω^)「だってほら、なんだか合成素材みたいなのを使ってるみたい」
  っ(◎)
      |

ξ゚⊿゚)ξ「わかんない」

( ^ω^)「おっおっ。そうだおね」

ξ゚⊿゚)ξ「何でお花いっぱいあるの?」

265 :⊂二二二( ^ω^)二⊃:2014/02/12(水) 02:13:48 ID:3F56IYdE0
( ^ω^)「え~~……。なんでだろ……」

(^ω^ ) キョロキョロ…

(^ω^ )「ん~~~……。なんかあっちの方にも赤い場所があるみたいだお」

ξ゚⊿゚)ξ「行く~?」

( ^ω^)「行ってみるかお。なにか分かるかも知れないお!」

ξ゚⊿゚)ξ「うん。漕いで漕いで~~~~」

( ^ω^)”「漕いで漕いで~~~~~」


  ギィコ……
          ギィコ……


ξ゚⊿゚)ξ「お花すごいねー」

( ^ω^)「……お? なんか石碑みたいなのがあるお」

ξ゚⊿゚)ξ「?」

( ^ω^)σ「ほら、若干沈んでるけどこれだお」

266 :⊂二二二( ^ω^)二⊃:2014/02/12(水) 02:15:33 ID:3F56IYdE0

19-1.png



ξ゚⊿゚)ξ「お~~~~」

( ^ω^)「何かおね~~。なんだかクロスになってるみたいだけど」

ξ゚⊿゚)ξ「クロス?」

( ^ω^)「ばってん!」
   メ

ξ゚⊿゚)ξ「ばってん!」
   メ

( ^ω^)「ん~~~……。もしかしたらお墓なのかも」

ξ゚⊿゚)ξ「お墓!」

( ^ω^)「そうだお~。僕のところでも、石碑を立てて亡くなった人をそこに埋めるんだお」

ξ゚⊿゚)ξ「へ~~~……」

267 :⊂二二二( ^ω^)二⊃:2014/02/12(水) 02:17:19 ID:3F56IYdE0
( ^ω^)「ん~~、結構風化してるし……。随分前のお墓なんだと思うお」

ξ゚⊿゚)ξ「そっかー」

( ^ω^)「きっとこのお花はお供え物なのかも知れないお」

ξ゚⊿゚)ξ「お供え物って~?」

( ^ω^)「ん~~~~、ありがとうだお」

ξ゚⊿゚)ξ「そっか!」

( ^ω^)「おっおっ。もしかしたらこの辺は墓地なのかも知れないおね」

ξ゚⊿゚)ξ「お墓いっぱいあるとこ?」

( ^ω^)「そうそう。そういうことだお」

( ^ω^)”


  ギィコ……
         ギィコ……


.

268 :⊂二二二( ^ω^)二⊃:2014/02/12(水) 02:20:03 ID:3F56IYdE0
ξ゚⊿゚)ξ「おじちゃんの子供はさー」

( ^ω^)”「お~?」

ξ゚⊿゚)ξ「お墓にいるの~?」

( ^ω^)”「おっおっ。いるお~」

ξ゚⊿゚)ξ「へ~……。おしゃべり出来ないね」

( ^ω^)”「そうおね~~。でも、数えるくらいしか遊んだことないから」

ξ゚⊿゚)ξ「そうなの?」

( ^ω^)”「そうだお~。多分、僕の事何てあんまり気にかけてないと思うお」

ξ゚⊿゚)ξ「そっか~……」

( ^ω^)”「まあそんなもんだお」

ξ゚⊿゚)ξ「お花あげた?」

( ^ω^)”「お花は上げてないけど、帰った時は必ずお供え物してるお」

ξ゚⊿゚)ξ「へ~~。喜ぶ?」

269 :⊂二二二( ^ω^)二⊃:2014/02/12(水) 02:20:31 ID:3F56IYdE0
( ^ω^)”「おっおっ。知らないおっさんが来たなって思うんじゃないかお」

ξ゚⊿゚)ξ「そっかー」

( ^ω^)”「それか、何じゃこの若造は! って思うかもね」

ξ゚⊿゚)ξ「何で~?」

( ^ω^)”「ほらー、言ったじゃないかお。おばあちゃんになって死んじゃったって」

ξ゚⊿゚)ξ「あー、そっか」

( `ω´)”「忘れてたでしょ!」

ξ゚⊿゚)ξ「忘れてないよー」

(*^ω^)”「おっおっ。本当かなー」


  ギィコ……
         ギィコ……


ξ゚⊿゚)ξ「子供はさー」

( ^ω^)”「お~?」

ξ゚⊿゚)ξ「結婚したの~?」

270 :⊂二二二( ^ω^)二⊃:2014/02/12(水) 02:21:24 ID:3F56IYdE0
( ^ω^)”「したお」

ξ゚⊿゚)ξ「へーー!」

( ^ω^)”「写真見せてもらったけど、かなりのイケメンだったお……!」

ξ゚⊿゚)ξ「イケメンって?」

( ^ω^)”「キリッ、シュッ、スパッ」

ξ゚⊿゚)ξ「お~~~~……」

( ^ω^)”「素敵な人にめぐりあえて、最期まで幸せだったという話も聞いたお」

ξ゚⊿゚)ξ「良かったねー」

( ^ω^)”「うんうん、良いことだお~」

ξ゚⊿゚)ξ「おくさんは?」

( ^ω^)”「ん~~~~、彼女には迷惑をかけっぱなしだったお~」

ξ゚⊿゚)ξ「へーーー……」

( ^ω^)”「おっおっ。とってもいい人だったんだお」

271 :⊂二二二( ^ω^)二⊃:2014/02/12(水) 02:22:29 ID:3F56IYdE0
ξ゚⊿゚)ξ「良かったね!」

(*^ω^)”「うんお、僕は最高に幸せな男だったお~~」

ξ゚⊿゚)ξ「お花あげないの?」

(*^ω^)”「ん~~~~、このお花持って帰っちゃおうかなぁ~」

ξ゚⊿゚)ξ「おー。お花プレゼント!」

(*^ω^)”「……って思ったけど、やめるお」

ξ゚⊿゚)ξ「何で~?」

(*^ω^)”「だってこのお花は、あのお墓の人にあげたお花だお~~」

ξ゚⊿゚)ξ「あー、そっかー……」

(*^ω^)”「おっおっ。残念」

ξ゚⊿゚)ξ「残念ー」


  ヒューーーーーーーー……


( ´ω`)「お~~~……。寒い」

ξ゚⊿゚)ξ「寒いねー」

272 :⊂二二二( ^ω^)二⊃:2014/02/12(水) 02:22:59 ID:3F56IYdE0
( ´ω`)「いやー、寒いのはどうも苦手だお」

ξ゚⊿゚)ξ「もっと寒くなるよ」

(; ´ω`)「だおね。頑張らなくちゃいけないおーーー」

ξ゚⊿゚)ξ「さすさすしてあげようか?」

(*´ω`)っ「お。まじかお。お願いするお」

ξ゚⊿゚)ξっ”「……手冷たい」 サスサス

(*´ω`)っ「年取るとそうなるんだお」

ξ゚⊿゚)ξ「出発ーーーーーー!」

(; ´ω`)”「……あ、もうおしまいなのね」

ξ゚⊿゚)ξ「おしまーーーい」

(*´ω`)”「はいはいお」
                   
              ギィコ……           
 ギィコ……                    
        ギィコ……                             
                                         
                     ギィコ……      

19-2.png


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