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( ^ω^)男は可愛く美しくのようです 十二月

249 :名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:34:24 ID:sro2c18kO
【甘くないケーキの対比効果】


l从・∀・ノ!リ人「うん、美味しそうにできた」

美しい焼色のついたキャロットケーキ、僕が作れるお菓子の中で最も自信があるのがこれだ。

寮室の簡易キッチンにはしっかりとしたオーブンがないので、つー先生に頼んで寮の正式な厨房を貸してもらった。
その甲斐もあってオーブンレンジで作る普段のより、何割か増しに美味しそうにできた気がする。

l从・∀・ノ!リ人「まったく、ハインはしょうがないなあ」

そもそもなぜそこまでしてキャロットケーキを作ることになったのかというと、珍しくハインが風邪で体調を崩してしまったからだ。
先程様子を見に行ったときには、本人はもう平気だと元気そうにしていたが、一応病み上がりだし栄養のあるものを食べさせた方がいいだろう。

l从・∀・ノ!リ人「人参に多く含まれているβカロチンは風邪にいいし」

この間誕生日プレゼントを貰ったことだし、こういうところでお返しをするのも、人としての礼儀なんじゃないかなって僕は思うし。

まあそういうわけでケーキなんて焼いたという次第だ。


.

250 :名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:35:43 ID:sro2c18kO
ζ(゚ー゚*ζ「おやおや、そんな美味しそうな香りを漂わせてどこへいくのかな、お嬢さん」

l从・∀・ノ!リ人「他意はないんだろうけど、デレがいうと犯罪の臭いがするね」

ζ(゚ー゚;ζ「ひどっ!? 私はただ妹者をかどわかして、部屋に連れ込んで気持ちいいことしようとしただけなのに!」

l从・∀・;ノ!リ人「それが犯罪臭いっていってるんだよっ!!」

ζ(゚ー゚*ζ「おー、ノリボケにも綺麗にツッコミを入れますな」

l从・∀・ノ!リ人「段々ボケ方が上手になるの止めようよ」

ζ(゚ー゚*ζ「まあ冗談は置いといて、それはなんぞな?」

l从・∀・ノ!リ人「これ? 久し振りにキャロットケーキを焼いたんだ」

ζ(゚ー゚*ζ「……なるほどねえ、普段なら略奪するところだけど今日は見逃してあげよう」

l从・∀・ノ!リ人「なにその全てを悟ったような態度」

ζ(^ー^*ζ「皆までいいなさんな。きっと喜んでくれるよ」

l从・∀・ノ!リ人「だからなんで、そんなしたり顔なのさ!」


.

251 :名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:37:56 ID:sro2c18kO
l从・∀・ノ!リ人「…………」

自分の部屋でもあるのだから躊躇する必要などないのだが、どうにも緊張する。
意を決してドアノブを回し、扉を押そうとするが――


从 ゚∀从「そうか、わざわざすまねえな」


誰かと会話しているハインの声が、部屋の中から耳朶に届いた。
とっさに手をノブから離すが、勢いでわずかに扉が開いてしまう。

l从・∀・ノ!リ人「誰と……」

話しているのだろうか。
先程別れたばかりだしデレではないだろう、ならば先輩なのか。
駄目だとは思いながらも、誘われるように隙間から部屋を覗き込む。


252 :名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:40:33 ID:sro2c18kO
从 ゚∀从「もう平気だって。丈夫なのが俺の取り柄だから」


話し相手の数はどうやら一人ではないようだ。
なんと三人もいて、楽しそうにハインと談笑する彼女達は、どれも見知った顔ではなかった。

いや、正確にいえば見覚えぐらいはある。
確かクラスは違うが同じ学年の生徒だったはず。

l从・∀・ノ!リ人「そういえば以前にデレが、ハインは同級生から人気があるって……」

ハインは優しいし、面倒見もいいし、気遣いが上手だ。
例えば道路を歩いていると、気がついたらいつも自然に車道側を歩いてくれている。

そしてなによりも、一緒にいると日だまりにいるみたいに、心が暖かくなる。

だから、みんなから人気があっても不思議ではない。
――不思議ではないはずなのに、なぜか胸が締め付けられる、気がする。

l从・∀・ノ!リ人「あれは――」


.

253 :名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:44:20 ID:sro2c18kO
从 -∀从「はあ」

風邪などひくのはいつ振りだったか。
馬鹿は風邪をひかないというが、どうやら俺はいうほど馬鹿でもないらしい。
いや、こんな短時間で回復するのは馬鹿だからかも知れないが。

从 ゚∀从「甘ったる……」

特別親しかった記憶もないのだが、先程まで同級生が何人か見舞いに来てくれていた。
今まで友達がろくにいなかった俺からすると、こういうのは地味に嬉しい。
嬉しいのだが、

从;-∀从「俺って甘いの苦手なんだよね」

いかんせん、見舞い品としてくれたケーキが甘過ぎた。

从 ゚∀从「苦手とはいえ、目の前であんなに嬉しそうに食べてくれっていわれたら、断れんよなあ」

ケーキなんて普段はモララーが焼いたものしか食べない。
あいつはその辺りを熟知しているのか、俺が丁度美味しいと感じる糖度で作ってくれる。


254 :名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:45:43 ID:sro2c18kO
l从・∀・ノ!リ人「ただいま」

噂をすれば影というやつだろうか、出かけていた妹者が戻ってくる。

从 ゚∀从「おかえり。どこいってたんだ?」

l从・∀・ノ!リ人「厨房を借りて、キャロットケーキを焼いていたんだよ」

从*゚∀从「よっしゃ! 俺、妹者のキャロットケーキ好きなんだよね」

l从・∀・ノ!リ人「はあ? なんで僕が焼いたケーキを、君にあげないといけないの?」

从;゚∀从「なんか、怒ってらっしゃいます?」

l从・∀・ノ!リ人「別に。ただあくまで仮定だけど、もし仮に僕が君のためにケーキを焼いたのだとして」

妹者の視線が脇へそれる。
なんだ、と思い追いかけて見るとその先にあったのは、テーブルに置かれたままのケーキの梱包箱。

l从・∀・ノ!リ人「お腹いっぱいでしょ?」

その声音からは不機嫌さが見え隠れどころか、とげとげしく自己主張している。


255 :名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:48:26 ID:sro2c18kO
从 ゚∀从「あっ、ああ、妹者の分も残ってるからさ。食べていい――」

l从・∀・ノ!リ人「いらない」

こちらの話を拒絶する程冷たい態度を取る割には、自己嫌悪もしているような表情をする。
これはまるで、焼きもちを焼いている女の子ばりの理不尽さだ。

ここで返答を間違うと、より厄介なことになるのは火を見るより明らか。

从 ゚∀从「お、俺は妹者の作ったケーキ食べたいなあ、なんて」

l从・∀・ノ!リ人「でも……」

妹者は淡いピンク色をした小さな唇をとがらせ、拗ねた表情で物言いた気にちらちらと、テーブルへ流し目を送る。

なんだこの、痴話喧嘩をしているみたいな微妙に甘酸っぱい雰囲気は。

从 ゚∀从「俺は妹者の作ってくれたケーキだから食べたいんだって!」

多少恥ずかしことをいった気がするが、とにかく流れを変えた方がいい。
このままだと、なにか精神的によろしくない。


256 :名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:51:23 ID:sro2c18kO
l从-∀-*ノ!リ人「ま、まあ、そこまでいうならあげないでもないけど」

妹者は満更でもなさそうに、口をもにゅもにゅ動かす。

l从////ノ!リ人「はい、どうぞ」

手早く切り分けたケーキを華美な皿に盛り付けて、妹者はそっぽを向きながら俺にそれを突き出した。
頬が紅潮していることからするに、顔を合わせないのは単なる照れ隠しだろう。

从*゚∀从「むー! やっぱ美味いな、妹者のキャロットケーキは」

l从・∀・ノ!リ人「ハインはなにを食べても美味いっていうよね」

从 ゚∀从「妹者の作ったもんはなんでも美味いってことだよ」

l从・∀・*ノ!リ人「はいはい」

二人称が君からハインに戻っている、つまり爆弾は解除されたと見て間違いなさそうだ。


257 :名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:54:24 ID:sro2c18kO
l从-∀-ノ!リ人「……ごめん。嫌な態度を取ったよね、僕」

从 ゚∀从「気にしてねえよ」

l从・∀・ノ!リ人「でも――」

从 ゚∀从「でもっていうのさ、やめにしないか」

昔は滅多に聞くことがなかった、でもという自分を卑下するような言葉。

俺は出会った当初、こいつのことを人当たりのいいやつだと思った。
だが親しくなるにつれて、それは違うのだということに気付いた。

人当たりがいいのではなく、モララーは誰とも深く関わろうとしていなかったんだ。

誰も傷つけない、自分も傷つかない、それでいて友達と呼べる絶妙な関係。
笑って見せても怒って見せても、本心は隠しているのに、そうとは気付かせない鉄壁の距離感を持っていた。

でもという言葉は、その鉄壁が破られそうになって、卑屈な本音が漏れるのを必死で堪えているときに出る台詞だ。

l从・∀・ノ!リ人「でもって、そんなにいってるかな?」

从 ゚∀从「最近は増えたな。昔と比べりゃ、そういう兆候があるだけ嬉しいんだけどよ」

一方的なものかもしれないけど、俺はお前を親友だと思っているから。
だから、もっといろんな内心を見せてほしい。


258 :名も無きAAのようです:2011/11/26(土) 23:57:06 ID:sro2c18kO
从 -∀从「あー、つまり本気で怒ったりもっと甘えてくれても、俺は絶対にお前を嫌いにはならねえよってこと!」

言葉というのは想像以上に不便で、想いの全てを伝えることはできない。
だから指先から少しでも多くのことが伝わればいいのにと、俺はいささか乱暴に妹者の頭を撫でる。

l从-∀-*ノ!リ人「うん」

いつもなら、撫でるなと憤る定型のポーズを返してくるが、このときは違った。
少し照れるようにしながら身をすり寄せてくる。

いつもと違うのは、その分だけ今までより前進できたのだと決めて、


俺はいつもより優しく妹者の頭を撫で続けた。



.




259 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:02:56 ID:lU2HQ7ooO
【ドキッ! 男だらけの大掃除大会 ~ほろ苦い思い出もあるよ~】



(<●><●>)



(;><)「いきなりアップで意味もなく、こっちを向くのはやめてほしいんです!」

( <●><●>)「精神的ブラクラみたいな扱いなのはわかってます」

( ><)「なにも、そこまではいってないんです」

( <●><●>)「いや、でもぶっちゃけ顔のせいでイメージ決められることってあるじゃん? 俺っち的にはそれはどうなのよって」

(;><)「だからっていきなりイメージを崩さないでほしいんですっ!」


260 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:06:19 ID:lU2HQ7ooO
( <●><●>)「初キャラ崩し…ども…。俺みたいな腐れワカッテマス、他に、いますかっていねーか、はは」

(;><)「むしろ他にワカッテマス君がいるなら見てみたいんです!」

(<●><●>)「本当に?」
(<●><●>)「何人もいるのなら?」
(<●><●>)「見たいんですか?」

(;><)「っ!? ぎゃああああああああああなんですうううううう!?」

( <●><●>)「残り二つはただの張りぼてです」

( ><)「……もう、ワカッテマス君なんて嫌いなんです」

( <●><●>)「私はビロードのこと好きですけどね」

(* ><)「な、なにをいってるんですか! も、もぅ、そんなこといわれたって嬉しくもなんともないんですからね」

( <●><●>)「では口が裂けても二度といいません」

( ><)「えっ? いや、二度とはちょっとないんじゃないですか。口が裂けるぐらいなら、ほらねえ……?」

( <●><●>)「口が裂けるのも格闘ディナーにグルメ・デ・フォアグラ無しで勝てることを考えれば、悪いことばかりではないかもしれません」

(;><)「悪いことばかりなんですっ! そもそも格闘ディナーがなんなのかわかんないんです!」


261 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:08:23 ID:lU2HQ7ooO
( <●><●>)「やれやれ、これだから火中天津甘栗拳と飛竜昇天破ぐらいしか知らない世代は嫌なんです」

( ><)「それもわかんないんですけど」

( <●><●>)「……さて、そろそろ大掃除の時間ですね。真面目にやらないとつー先生に怒られてしまいます」

( ><)「待ってほしいんです! なんで少しづつ僕から距離を取ろうとするんですか!」

( <●><●>)「これではさすがのワカッテマスでも、ビロードだったかビコーズだったか、時々名前が分からなくなっても仕方ないですよね」

(;><)「三年近くも一緒にいて、なんで今更名前が分からなくなるんですかっ!?」

( <●><●>)「なにを騒いでいるんですか、ビ、ビ、……ビコーズ」

(;><)「悩んだ挙句間違ってるんです! 僕はビロードなんですうううううぅぅ!!」


.

262 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:09:59 ID:lU2HQ7ooO
( ´∀`)「次がラストモナ!」

( ゚∀゚)「ああ、この一球を打てれば俺の勝ち。打てなければお前の勝ちだ!」

( ´∀`)「いくモナ! これが決め球の消える魔球!!」

( ゚∀゚)「なにっ!? 本当に見えないだと、……ここだっ!」

( ´∀`)「実はまだ投げていないだけモナ、てい!」

( ゚∀゚)「……今のはボークだろ」

( ´∀`)「ボークぅ? それはなんだモナ?」

( ゚∀゚)「なにって、投球モーションに入ってから投げなかったらルール違反で」

( ´∀`)「それは野球のルールモナ。僕達がやっていたのは、雑巾を投げて箒で打つゲーム。誰も野球をやろうなどいっていないモナ」

(;゚∀゚)「くっ!」

( ´∀`)「つまり明日の昼はジョルジュの奢りで」


263 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:16:04 ID:lU2HQ7ooO
( ・∀・)「もう、小学生じゃないんだから。いつもお世話になっている寮ぐらい、自分達の手で綺麗にしないと駄目でしょ」

( ゚∀゚)「すまない、モララー。お前の明日の昼飯はモナーに取られちまった」

(;・∀・)「うおい、なんで僕のご飯を賭けてるんだよ!」

( ゚∀゚)「モナーが大食らいなやつでさ」

( ´∀`)「正確な情報を付け加えますと、既にジョルジュは一回負けていて、次はモララーのを賭けるといいだしました」

( ・∀・)「……ジョルジュ?」

( ゚∀゚)「いや、勝てば問題ないかなって」

( ・∀・)「つー先生! ジョルジュがつー先生の部屋の掃除を手伝いたいっていってまーす!!」

(;゚∀゚)「おい、馬鹿、マジでやめろって……うわっ!?」

(*゚∀゚)「本当か? いやあ、すまんな。助かるよ」

(;゚∀゚)「いえ、これはモララーの冗談でして」

(*゚∀゚)「さしもの私もどうしたものかと思っていたんだよ、あの惨状は。やっぱ持つべきものは可愛い生徒だな」

(゚∀゚*)つ(;゚∀゚)≡「ですから、先生、これは違くてですね、放してええええぇ…………!」


( ・∀・)「あっ、しまった。最後にジョルジュに、あそこの蛍光灯を替えてもらえばよかったな」

(;´∀`)「意外と容赦ないモナね」


.

264 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:18:20 ID:lU2HQ7ooO
( ^ω^)「ふう、見えない所にも汚れは溜まっているもんだお」

('A`)「ブーンじゃねえか。調子はどうよ?」

( ^ω^)「後はバケツの水捨てて、ゴミ出しして終わりってところだお。そっちは?」

('A`)「俺もこのゴミ出しが終わったら、あらかた片付いたことになるかな」

( ^ω^)「ちょっと待って、せっかくだから僕も一緒にいくお」

('A`)「別にそんな焦って用意しなくても置いていかねえよ」

( ^ω^)「お待たせ。ところで、ヒッキーも一緒だったんじゃないのかお」

('A`)「ヒッキーなら校長に捕まって長話食らってる。あいつの性格だと最後まで抜け出せないだろうなあ」

( ^ω^)「大掃除が終わるまでは、戻って来られそうにもないおね」


265 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:21:07 ID:lU2HQ7ooO
( ^ω^)「……あのさ」

('A`)「なんだよ?」

( ^ω^)「僕達って普通だおね」

('A`)「まあ普通に普通だわな」

( ^ω^)「今一つ派手な事件も起こさなければ、漫才みたいな掛け合いもない」

('A`)「俺と漫才したいのか? 落語は芸の肥やしかと思って覚えたが、漫才なんてやり方知らないぞ」

( ^ω^)「落語もできるのかお」

('A`)「前に鹿芝居の前座として、やらせてもらったことがあるんだよ」

( ^ω^)「鹿芝居?」

('A`)「落語家さんがやる芝居のことだよ。はなしかの芝居だから、略して鹿芝居ってんだ」

( ^ω^)「へえ、確かに全然詳しくない僕からすると、落語と歌舞伎って似てるような雰囲気があるお」

('A`)「両方江戸時代の話が多いからな。おかげで俺は日本史の江戸らへん超強いぜ」

( ^ω^)「でも世界史は弱いおね」

('A`)「おうふ、世界史も地理も苦手なんだよなあ」


266 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:22:26 ID:lU2HQ7ooO
( ^ω^)「日本地図の県ですら、たまに間違えるのはどうなんだお」

('A`)「マイナーでごちゃごちゃしてるとこなんて覚えてねえよ。廃藩置県前の日本地図なら完璧なんだが」

( ^ω^)「いやいやいや、藩の方があからさまに数が多くてマイナーでごちゃごちゃしてるお」

('A`)「現在でいうところの関西方面は特にそう感じるかもな。よし、燃えるゴミはそっち頼むわ」

( ^ω^)「了解。燃えないゴミはお願いするお」

('A`)「これで俺達の分担は終わりだな。一年達の手伝いにでもいってやるか?」

( ^ω^)「そうするかお」


267 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:24:48 ID:lU2HQ7ooO
('A`)「そういや、もう少しでクリスマスだな」

( ^ω^)「もうそんな時期かお。ドクオは何歳までサンタさんって信じてた?」

('A`)「小学校上がる頃までかな。昔、絶対にサンタさんが来るまで起きててやるなんて思ってさ」

( ^ω^)「あるある、でも結局寝ちゃうんだお」

('A`)「それが起きていられたんだけど、親父が遅くまで仕事してたらしくてさ」

('A`)「天狗の舞台衣装のまま、寝た振りしてる俺の枕元にプレゼント置いてったんだよ。あれには天狗が来たかと本気でびびったぜ」

( ^ω^)「僕のお父さんも毎年クリスマスライブをやってたから、ミニスカサンタ衣装のままプレゼントを貰ったりしたお」

(;'A`)「どちらかというとそっちのがキツいな!」

('A`)「……いや待て、ブーンの親父さんってことはアイドルの内藤さんだもんな。ミニスカサンタは全然有りだっ!」

(;^ω^)「友人の父親にそういう反応を見せるのはやめろ!」

('A`)「しかし、こうやって考えると、案外俺達って普通じゃないのかもよ?」

( ^ω^)「家庭環境のせいだと思いたい……」


.




268 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:28:33 ID:lU2HQ7ooO
【最強の調味料は愛?】


ξ*゚⊿゚)ξ「ツンのラブラブクッキングー!」

ξ-⊿-)ξ「ここのところ急激に冷え込んだから、風邪をひく人も多くなってきたわよね」

ξ゚⊿゚)ξ「ルームメイトが寝込んでしまった。なにか栄養のあるものを作ってあげたいけど、料理はしたことがない」

ξ゚⊿゚)ξ「今回は、そんな可愛らしいあなたのためのコーナーです!」


ξ゚⊿゚)ξ「まず最初に初心者が陥りやすいミスなんだけど、いきなり難しい料理を作ろうとしてない?」

ξ-⊿-)b゙ チッチッチ

ξ゚⊿゚)ξ「そういうのは失敗する確率が高くなるし、風邪のときは消化にいいものじゃなきゃノンノンノン」

ξ゚⊿゚)ξ「だから今回は定番の一つ、玉子おじやを作りたいと思います!」


269 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:31:24 ID:lU2HQ7ooO
ξ゚⊿゚)ξ「なによりまず最初は、ご飯を炊くところから。お米はワンカップで一合なのよ」

ξ゚⊿゚)ξ「米と水を規定量入れて、ジャーにセットしたらスイッチオン!」

ξ゚⊿゚)ξ「実際に炊き上がったご飯は、既にこちらに用意してあります」

ξ゚⊿゚)ξ「では次は土鍋に、醤油や味醂等の調味料を適当に注ぎます。土鍋がない人は普通の小型鍋でも代用可だからね」

ξ゚⊿゚)ξ「調味料が煮立ったら、そこへご飯を投入!」

ξ゚⊿゚)ξ「んー、色合いからするに醤油が多かったかな? 砂糖を入れて辛さを中和っと」

ξ*゚⊿゚)ξ「よし、後は溶き玉子を流し込んで、ひとまぜしたら出来上がり!」


.

270 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:34:18 ID:lU2HQ7ooO
川 ゚ -゚)「これは実際に私が、去年寝込んでしまって体験した話なんだがな」

川 - 、-)「当時の私はブーンの料理を食べたことはあっても、ツンの料理を食べるのは初めてだったんだ」


――回想シーン――


ξ゚⊿゚)ξ「クー、大丈夫?」

川 ゚ -゚)「ああ、幾分かは楽になったよ。すまないな、看病などさせてしまって」

ξ゚⊿゚)ξ「そんなこと気にしないの。おじや作って来たんだけど、食べられそう?」

川 ゚ -゚)「わざわざツンが作ってくれたのか?」

ξ////)ξ「べ、別に、わざわざなんて作ってないわよ。私が食べるののついでよ、ついで!」

川 ゚ ー゚)「ふっ、そうか。ならばありがたくそのついでを頂くとしよう」


271 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:36:44 ID:lU2HQ7ooO
ξ゚⊿゚)ξ「熱いから気をつけるのよ?」

川 ゚ -゚)「いくら風邪っぴきだとはいっても、子供じゃないさ。では、いただきます。はむっ……ぐぶぅ!?」

川;゚ -゚)(な、んだ、これは……!? 吐くな! 頑張れ、私!)

川;゚ -゚)(多分一合カップと普通の計量カップを間違えているから、水と米の分量がおかしいのではないかとか)

川;゚ -゚)(米を研がずに炊いただろうから、ぬか臭いとか)

川;゚ -゚)(このきてれつな味は調味料を計らずに適当に入れただろとか)

川;゚ -゚)(バリバリと強烈にアピールしてくる卵の殻とかは、些細なことに過ぎないと感じる、この、焼けるような……)

川;゚ -゚)「少し、甘いのは……なんで、かな?」

ξ゚⊿゚)ξ「醤油を入れ過ぎたから砂糖で中和したの」

川;゚ -゚)(違う、辛いの反対は甘いじゃない! でなければこの世に甘辛いなんて言葉は存在しなくなるっ!)

ξ*゚⊿゚)ξ「美味しい?」

川;゚ -゚)「ま、まあまあ、かな」

ξ゚⊿゚)ξ「ちぇ、まあまあか」

川;゚ -゚)「まあまあ、美味しいよ」

ξ////)ξ「そ、そう。まあ、今後も風邪をひいたら、作ってあげなくもないけど?」

川; - )(もう風邪など絶対にひかん……!!)


272 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:41:02 ID:lU2HQ7ooO
――回想終わり――


川 ゚ -゚)「私はそれ以降体調を崩したことなど、一度足りとてないよ」

川 ゚ ー゚)「ふっ、そういった意味では、ツンの料理は究極の特効薬だな」

ξ゚⊿゚)ξ「あっ、いたいた。クー、私ね、料理を作っ――」


≡≡川 ゚ -゚)「ああ忙しい忙しい、もう上から下までてんやわんやになっているな、忙しくて!」


ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと、待ってよー!」


.




273 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:46:25 ID:lU2HQ7ooO
【クリスマス中止のお知らせ】


(*゚∀゚)「12月25日に開催予定だったクリスマスは、諸事情により中止となりました」

(*゚∀゚)「本決定により、当然のことながらクリスマスイヴも中止になります」

(*゚∀゚)「中止、ならびに本告知が遅れたことにつきまして、楽しみにしておられた方々、及び関係者各位には謹んでお詫び申し上げます」

(*゚∀゚)「つきましては、24~25日の間は目的のいかんを問わず、寮内での生徒間の過剰な接触が禁止されております」

(*゚∀゚)「そういう行動は、25日が終了するまで延期するようお勧め致します」


寮生「「ええええええええええええええええ!?」」


274 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:47:46 ID:lU2HQ7ooO
川 ゚ -゚)「さすがにそれはないのではないか」

l从・∀・ノ!リ人「もうクリスマスケーキだって焼いちゃったし」

ミセ*゚ー゚)リ「急に中止っていうのは」

从 ゚∀从「そうだそうだー! 自分が独り身で寂しいからって身勝手だぞー!」


(*゚∀゚)
  ⊂彡☆);>∀从


从;゚∀从「暴力は違うんじゃないかと」

(*;∀;)「うるせえ! 私だって、私だってな、恋人ぐらいな、本気で作る気になればな……!」

ζ(゚ー゚*ζ「ほら、よしよし。泣かないで下さいよ」

(*゚∀゚)「泣いてなんかないやい! という訳でクリスマスは中止だ、中止!」


275 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:49:21 ID:lU2HQ7ooO
ノパ⊿゚)「私情に溢れまくった理由は、なんとなく理解できたけど」

(゚、゚トソン「さすがに承服し難いな」

ξ゚⊿゚)ξ「うーん、中止はねえ」

lw´‐ _‐ノv「ちくわ大明神」

从 ゚∀从「そうだそうだー! 絶対王政か、お前は! 独身王族かっ!」


(*゚∀゚)
  ⊂彡☆);>∀从


从;゚∀从「なんでこんなに人がいる中、俺の居場所には敏感なんですか」

(*゚∀゚)「お前の顔はどことなく私に似てるから、目につくんだよ」

从 ゚∀从「うわー、もの凄く反応に困る理由」


276 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:51:35 ID:lU2HQ7ooO
从 ゚∀从「そういえば、俺ずっとつー先生について疑問に思ってたことがあるんですけど」

(*゚∀゚)「B81W―― 」

从;゚∀从「スリーサイズなんて聞いてないっす!」

(*゚∀゚)「ならなんだ、いってみろ」

从 ゚∀从「つー先生って女装師なんですか? それとも本当に女なんですか?」

(*゚∀゚)「その質問の意味はつまり、もし女だったら責任を取って嫁に貰ってくれるということか?」

l从・∀・;ノ!リ人「さすがにそこまではいっていないと思うのですが……」

(*゚∀゚)「娶るつもりがないなら、私の性別なんてどうだっていいだろうが」

从 ゚∀从「ただの興味本位ですから、そういわれましても」

(*゚∀゚)「収入もそこそこあるし、尽くすタイプだし、純情だけど意外とえっちぃし、結構いいぞ私」

川 ゚ -゚)「そんなことより、クリスマスは本当に中止なんですか?」

(*゚∀゚)「さらっと流すなよ! ……分かった、ここにいる全員でクリスマスパーティだ! それなら文句ないだろ?」

ζ(゚ー゚*ζ「つまり、クリスマスを二人きりで過ごそうなんてやつは許さんが」

ミセ*゚ー゚)リ「全員でならやってもいいってことだね」


277 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:52:49 ID:lU2HQ7ooO
从´ヮ`从ト「いいんじゃないかなあ。大人数で騒ぐのが好きな人も多いだろうし」

o川*゚ー゚)o「キュートは賛成ー!」

川д川「キュートさんや私なんかは、元々二人きりで過ごすパートナーがいませんからね」

o川;>ー<)o「はうー! キュートにもちゃんとパートナーぐらいいるもん!」

川д川「そうなのですか?」

o川*゚ー゚)o「例えば、ツンとか――」


ξ゚⊿゚)ξ「少しだけ残念な気もするわね」

川 ゚ ー゚)「ふっ、たまには皆で過ごす夜もいいじゃないか」


川д川「一番仲がいいんでしょうけど、思いっきりアウトなところいきましたね」


278 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:56:47 ID:lU2HQ7ooO
o川;゚ー゚)o「はうぅ、例えば、部屋が同室のヒートとか――」


从´ヮ`从ト「楽しみだねー」

ノパ⊿゚)「羽目は外し過ぎないようにして下さいよ」


川д川「ヒートさんはシュールさんにも狙われてますから、競争率高いですよ?」

o川;゚ー゚)o「はううぅ……」

ζ(^ー^*ζ「キュート先輩、私の部屋ならいつでも開いていますから」

o川*^ー^)o「デレの部屋は怖いのでごめんなさいです」

(*゚∀゚)「キュートも、クリスマスを二人で過ごす不謹慎さが分かっただろう?」

o川*゚ー゚)o「分かりました。不謹慎だ、異教徒を滅せよー!」

(゚、゚トソン「なんだっていいから、全員でやるならさっさと準備を始めなよ……」


.

279 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 00:58:15 ID:lU2HQ7ooO
l从・∀・ノ!リ人「そっちは料理足りてます?」

川 ゚ -゚)「問題ないぞ」

o川*>ー<)o「ぷはーっ! もう一杯持って来ーい」

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっと、これシャンメリーじゃなくて」

(*゚∀゚)「無礼講だよ、無礼講! 飲め飲めい!」

lw´‐ _‐ノv「無礼討ちじゃー」

ミセ*゚ー゚)リ「トソトソはプレゼント交換でなにがもらえたの?」

(゚、゚トソン「それが鍵なんだけど、誰が鍵なんて――」

ζ(^ー^*ζ「ああそれ、私の部屋の鍵ですよ」

(゚、゚トソン「てありゃあああああ!」

ζ(゚ー゚;ζ「あー!? なにも力一杯窓の外に放り投げなくても」

(゚、゚トソン「キミは同室の者の迷惑を考えたことはあるのか!」

ζ(゚ー゚*ζ「ほえ? いやあ、そのときは3P――」

l从・∀・;ノ!リ人「すみませんっ! うちの変態が迷惑をおかけして本当にすみません!」


280 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 01:02:02 ID:lU2HQ7ooO
ミセ*゚ー゚)リ「気にしない気にしない。無礼講だよ」

l从・∀・ノ!リ人「ミセリ先輩……。実は僕、ミセリ先輩に謝りたいことがあるのですが」

ミセ*゚ー゚)リ「えっと、謝られるようなことあったっけ?」

l从・∀・ノ!リ人「入学した当初、僕は先輩のことを人の話を聞かない、ゴーイングマイウェイな人だと思っていましたが」


从´ヮ`从ト「でるのかっ! シュールちゃんの空中殺法!」

lw´‐ _‐ノv「アイアムナンバーワン!」

o川*゚ー゚)o「しかし、それもキュートにかかれば!」


l从・∀・ノ!リ人「ミセリ先輩は」

ζ(ーεー*ζ「私、酔っちゃった。妹者、ちゅーしよ、ちゅー」

l从・∀・;ノ!リ人「くっ、このっ! ミセリ、先輩は、全然、普通の方です!」

ミセ*゚ー゚)リ「……比べられるメンバーを見ると、素直に喜べないのはなんでだろう」


.

281 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 01:03:50 ID:lU2HQ7ooO
――三時間経過――


(*゚∀゚)「しかし、アルコールの力があったとはいえ……」


l从・∀・*ノ!リ人「はーはっはっはっ! 脱げ脱げ!」

从//∀从「いや、やめてっ!」

ζ(゚ー゚*ζ「むしろ私が脱ぐー!」

(゚、゚トソン「ミセリ。このリップ、今月出たばかりの新作なんだ」

ミセ*゚ー゚)リ「えっ、あっ、うん……」

(゚、゚*トソン「キミにも少しプレゼントするよ、口移しで♪」

ミセ;゚ー゚)リ「きゃあああああ!?」


282 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 01:06:21 ID:lU2HQ7ooO
o川* ー )o「どうせ私はなにをやっても駄目なんですよ。なにをしてもみんなの迷惑になるんです」

lw´‐ _‐ノv「そんなことないよ! キュートはいつも眩しい程に輝いている、太陽のように!」

川д川「つまらないことをグダグダいってんじゃねえええぇぇ!!」

川 ゚ -゚)「パタップソッポ! キロキルラー!」

ξ゚⊿゚)ξ「あらあら、いやぁ~ねえん。どうしちゃったのよおぉ、クーったらん」

从´ヮ`从ト「ツンちゃん、声が若本のノリオちゃんみたいになってるよ」

ξ゚⊿゚)ξ「ぶるあああぁぁぁ! なぁんてこったいぃぃ! ちくしょうちくしょう!」

≡ノパ⊿゚)「しゅっぽ、しゅっぽ、私の名前は機関車ヒート!」



(*゚∀゚)「……どうしよう、この状況」


283 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 01:09:31 ID:lU2HQ7ooO
(´・ω・`)「つー先生?」

(;゚∀゚)「こ、校長? 違うんですよ、これは、その」

(´・ω・`)「大丈夫、皆までいわずとも分かっています」

(*゚∀゚)「えっ?」

(´^ω^`)「これが宇宙秘密結社キロキルラーの仕業だということはね!」

(;゚∀゚)「やべえ! こっちも変なことになってる!」

川 ゚ -゚)「キロキルラー! キロキルラー!」

(´゚ω゚`)「パタップソッポ! キロキルラー!」

(;゚∀゚)「しかも一番厄介なところとリンクしやがった!?」

≡ノパ⊿゚)「しゅっぽ、しゅっぽ、つー先生もこっちにおいでよ!」

(*;∀;)「もうやだ、助けてええええ!!」


.



284 :名も無きAAのようです:2011/11/27(日) 01:18:52 ID:lU2HQ7ooO
投下終了です
ミセトソの全年齢対象も含めると、いつもの二倍近い文量になったのではないでしょうか
そして久し振りにギャグテイストな話を書いた気がします

予定では三月で終わりですので、残すは三回
是非とも最後までお付き合い下さい


o川*゚ー゚)o「ここから先はキュートのコーナー! ……で、いいんだよね?」

o川*゚ー゚)o「今回はクリスマスを含めた12月の話になりました」

o川*゚ー゚)o「大晦日やら年末年始の話は、次回の1月にふぞくします」

o川*゚ー゚)o「それとまだまだ御要望は受け付けておりますので、どしどし投函して下さい」

o川*゚ー゚)o「はい、台本終わりー☆」

o川*゚ー゚)o「あれ? 今回は邪魔がないの?」

o川;゚ー゚)o「一人は一人で寂しいんだけどー!!」


.


元スレ:( ^ω^)男は可愛く美しくのようです(リンク先( ^ω^) ブーン系創作板のようです

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