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( ^ω^)男は可愛く美しくのようです 十一月

194 :名も無きAAのようです:2011/11/13(日) 20:24:51 ID:CG3YNwX.O
【二人で一つのミセトソ】


ミセ*゚ー゚)リ「うぅ、すっかり冬めいてきましたな」

(゚、゚トソン「十一月だからね。さすがにいつまでも秋というわけにはいかないだろうさ」

ミセ*゚ー゚)リ「トソトソは手袋しないで寒くないの?」

(゚、゚トソン「仮にボクが寒かったとしてだ、キミになんの関係がある?」

ミセ*゚ー゚)リ「素直に手袋してくるの忘れたっていえばいいのに」

(゚、゚トソン「そう、確かにボクは手袋をしてくるのを忘れた。かといって――」

ミセ*゚ー゚)リ「はい、片方貸したげる」

(゚、゚トソン「……片方だけ借りてなんの意味があるんだ。お互い片手が寒いだけだろうに」

ミセ*゚ー゚)リ「あまった手はほら、こうやって繋げば二人とも暖かいよ」

(゚、゚トソン「それで、指まで絡める必要はあるのか」

ミセ*゚ー゚)リ「そっちの方が暖かいかなって」

(-、-トソン「本当に暖かくなるならボクも文句はないけどね」



195 :名も無きAAのようです:2011/11/13(日) 20:28:38 ID:CG3YNwX.O
ミセ*゚ー゚)リ「ちなみにこの手の繋ぎ方、恋人繋ぎっていうんだって」

(゚、゚;トソン「なっ!?」

ミセ*゚ー゚)リ「ふっふっふっ。一度捕まったが最後、振りほどけまい! ぎゅー」

(゚、゚トソン「くっ、明日からは絶対に手袋を忘れないようにする」

ミセ*゚ー゚)リ「大丈夫だよ、今度は私が忘れるから」

(゚、゚トソン「もしキミが忘れたとしても、ボクは貸したりしないけどね」

ミセ;゚ー゚)リ「冷たっ! 寒冷前線より冷たいよトソトソ!」

(-、-トソン「……まあ、今回の借りがあるから一度だけなら貸さないでもないけど」

ミセ*゚∀゚)リ「このツンデレめー!」

(゚、゚;トソン「腕を組みに来るな! ええい、うっとうしい!」


.



201 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 22:55:34 ID:bWa6mdQwO
【ベルサイ湯の薔薇】


ノパ⊿゚)「ランランリル~♪」

o川*゚ー゚)o「ヒートっていつも左腕から洗うよね」

ノパ⊿゚)「そうか? 自分では意識したことなかったけど」

川*゚ -゚)「はふぅ、極楽極楽」

ξ゚⊿゚)ξ「年寄りくさいわよ」

川 ゚ -゚)「湯船に浸かったら極楽または生き返るというのは、日本人としてのルールだろう」

ノパ⊿゚)「誰が決めたルールだよ」

o川*゚ー゚)o「キュートも仲間に入ーれーてっ☆」

ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと、飛び込まないの!」

ノパ⊿゚)「まったく、風呂くらい落ち着いて入れないのか」

lw´‐ _‐ノv「ヒート、私が背中を洗ってしんぜよう」

ノパ⊿゚)「さんきゅ、頼むわ」

lw´‐ _‐ノv「では失礼をば」

ノハ;゚⊿゚)「ふわっ!? なんで身体を密着させる!」

lw´‐ _‐ノv「こういうときは、身体と身体をこすりつけて洗うのが日本人としてのルールかと」

ノパ⊿゚)「お前の中でどんな民族なんだよ日本人はっ!」


202 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 22:57:28 ID:bWa6mdQwO
川川 ゚ -゚)「ん? 私の髪はこんなにも長かったか?」

「どうしました?」川д川;゚ -゚)「うおわっ!?」

川 ゚ -゚)「はあ……、貞子か。驚かすな」

川д川「す、すみません。しかし奇遇と申しますか、見事に二年生ばかりですね」

lw´‐ _‐ノv「シャワーから米が出たらライスシャワーになるのだろうか」

ノパ⊿゚)「そうだ、珍しい機会だから少し聞いてもいいか? みんなは卒業後の進路ってどうするつもりなんだ?」

lw´‐ _‐ノv「戦国武将達は露天風呂に浸かりながら、互いの夢を語りあったという」

ノパ⊿゚)「夢っていうか、私達ももう少しで三年生になるんだから現実的な話でだよ」

o川*゚ー゚)o「キュートはねー」

ノパ⊿゚)「悪い、ギャグ抜きで頼む」

o川;゚ー゚)o「内容を話す前からギャグだと思われたの!?」


203 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:00:09 ID:bWa6mdQwO
川 ゚ -゚)「私は元々家業が夢みたいなものだからな。卒業したら実家に帰って更に鍛練に励むさ」

ξ゚⊿゚)ξ「クーならきっと夢をかなえて、人間国宝にもなれるわよ」

川д川「クールさんと比べるとなんですが、私も実家の神社を継ごうと思っています。その前に大学の宗教学科を出るつもりですが」

ノパ⊿゚)「進路っていうのは他人と比べるもんじゃないさ。貞子は進学か」

川 ゚ -゚)「ツンはやはり父親のようなアイドルを目指すのか?」

ξ゚⊿゚)ξ「初めは、そのつもりでここに入ったんだけどね」

川 ゚ -゚)「そのいい振りだと、今は違うのか」

ξ゚⊿゚)ξ「後輩に女装術を教えてあげてるときに気付いたんだけど、私は人になにかを教えるのが好きみたいなのよね」

ξ゚⊿゚)ξ「だから今は、教員免許を取ってこの学園で教師をやりたいなって思ってるの」

川 ゚ ー゚)「教師か。ツンは面倒見もいいし、案外天職かもしれんな」


204 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:02:36 ID:bWa6mdQwO
ノパ⊿゚)「教員免許を取るならツンもひとまずは進学か。私はみんな程将来の展望を考えていないけど、進学して就職することになるかなあ」

o川*゚ー゚)o「まだキュートとシュールが残ってるのに終わろうとしてない?」

ノパ⊿゚)「しかし存外というべきなのか、女装術が必須な職業を目指すものはいなかったな」

o川*>ー<)o「はうー! だーかーらー、キュートは!」

ノパ⊿゚)「冗談だって。深夜枠とはいえアニメのレギュラー取れたんだってな、おめでとう」

川 ゚ -゚)「方向は違えど同じ役者だ。互いに切磋琢磨しよう」

ξ゚⊿゚)ξ「同学年なら、キュートがどれだけ努力してるかはみんな知ってるからね」

o川*゚ー゚)o「み、みんなー☆彡」


205 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:04:32 ID:bWa6mdQwO
lw´‐ _‐ノv「おいていけーおいていけー」

川д川「あのその、シュールさんを、おいてけぼりにしているわけではないと思うのですが……」

ノパ⊿゚)「シュールはそのまま専業作家になるんだろ?」

lw´‐ _‐ノv「まあ、そういう感じの方向で」

ノパ⊿゚)「手に職持ちっていうのは少し羨ましいな」

lw´‐ _‐ノv「つまり今回の正解は、家業を継ぐが二人、進学して就職が二人、既に職を持っているが二人でした」

ノハ;゚⊿゚)「いつからクイズになったんだ!?」

lw´‐ _‐ノv「それはお前が知る必要のないことだ」

ノパ⊿゚)「なんで敵の幹部みたいになってんだよっ!」

lw´‐ _‐ノv「ヒートは就職に失敗しても、私が養ってあげるから一安心」

ノハ;゚⊿゚)「サラッととんでもないこというなよ! 失敗しねえよ!」

lw´‐ _‐ノv「トイレはちゃんと決まった場所にするんですよ」

ノハ;゚⊿゚)「しかもペットかよっ! この歳でトイレの場所間違えたら憤死するわ!!」


206 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:06:14 ID:bWa6mdQwO
lw´‐ _‐ノv「ちなみに生徒会長の夢はニートなので、養ってくれる人大募集中だそうです」

ノパ⊿゚)「あの人はあああああああああ!!」

从´ヮ`从ト「呼んだ?」

ξ゚⊿゚)ξ「これはまたベストのタイミングでというか、最悪のタイミングでというか」

ノパ⊿゚)「ちょっとそこへ直れ! 今日こそはその自堕落な性根が治るまで説教しますからね!」

从´ヮ`;从ト「えっ、えっ、えーーーー!?」


.




207 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:08:11 ID:bWa6mdQwO
【ダンスダンスバースデー】


从*-∀从「はあっ、はあっ、もう、無理……少し、休ませて」

l从・∀・ノ!リ人「だーめ、もう一回いくね」

从*-∀从「これ以上は、俺、壊れる……!」

l从-∀-ノ!リ人「ほら、もっと強く僕を抱いて……」

ζ(゚ー゚*ζ「うわあ、いつもに増してエロエロだー」

l从・∀・ノ!リ人「ダンスの練習のどこがエロいのさ」

ζ(゚ー゚*ζ「正直さっきのシーンは、音声だけならR18指定を受けてもおかしくなかったよ」

从 ゚∀从「他人ごとみたいに余裕こいてるけど、デレは踊れんのか?」

ζ(゚ー゚*ζ「授業で習った程度にはね」

从 ゚∀从「むー、なら練習しないといけないのは俺だけか」


208 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:10:14 ID:bWa6mdQwO
ζ(゚ー゚*ζ「妹者は異様に上手いよね、習ってたの?」

l从・∀・ノ!リ人「子供の頃に、少しだけね」

从 ゚∀从「子供の頃に社交ダンスを習ってるなんて、なんか上流階級って感じだな」

l从・∀・ノ!リ人「ただの一般家庭だってば。それより練習続けるよ」

从 ゚∀从「むー、もうちょっと休憩させてくれてもいいのに」

l从・∀・ノ!リ人「次が終わったらね。ほら、もっとしっかり僕を抱いて」

从 ゚∀从「なんかさ、デレじゃないけど他人の背中に手を回すのってエロくない?」

l从・∀・ノ!リ人「こういうのは堂々としてたらエロくないの」

ζ(゚ー゚*ζ「それにハインは普段から、もっと色々セクハラとかしてるじゃん」

从 ゚∀从「あれは妹者が恥ずかしがるからいいんじゃねえか」

ζ(゚ー゚*ζ「なるほど。だったら背中を撫でまわしてみるとか」

l从・∀・ノ!リ人「馬鹿なこといってないで続けるよ。1・2・3、右、左、クローズ」

从;゚∀从「よっ、ほっ、たっ」

l从・∀・ノ!リ人「そこはヒールじゃなくてトゥで、そういい感じ」


.

209 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:13:49 ID:bWa6mdQwO
ζ(゚ー゚*ζ「でも意外だね。ハインって運動神経いいからダンスも得意だとばかり」

从 ゚∀从「武術の体捌きなら、すっと頭の中に入ってくるんだけどなあ」

ζ(゚ー゚*ζ「それで、相談事ってなに? このデレお姉ちゃんになんでも話してみなさい」

从 ゚∀从「誰がお姉ちゃんか。ちょっと耳貸せ」

ζ(゚ー゚*ζ「ほいさ、私耳が性感帯だから舐めるなら優しくしてね」

从 ゚∀从「舐めねえよ、変態め。あのな――ごにょごにょ」

ζ(゚ー゚*ζ「なるほど、ゴニョニョがドゴームに進化した時の衝撃を超えるポケモンはまだいないと」

从 ゚∀从「そんな話はしていない。つうか基本俺もつっこまれる側なんだからボケるな」

ζ(゚ー゚*ζ「なんだ、突っ込まれたくて疼いてるのか、この淫乱が」

从 -∀从「なあデレ、ねじりん棒って知ってるか?」

ζ(゚ー゚*ζ「いやあ、私もそろそろふざけ過ぎたかなって自覚はしてたんだよ?」


210 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:15:34 ID:bWa6mdQwO
从 ゚∀从「真面目な話に戻すとして、なにがいいと思う?」

ζ(゚ー゚*ζ「そうだねー、私的にはやっぱりアレかな」

从 ゚∀从「アレ?」

ζ(゚ー゚*ζ「ちょっと耳貸して」

从 ゚∀从「おうよ」

从 ゚∀从ー゚*ζ「はむっ」

从//∀从「ひゃんっ!?」

ζ(^ー^*ζ「なんだ、ハインも耳弱いんじゃん」

从 ゚∀从「なあデレ、そういう訓練を受けてる軍人でも耐えられない、歯医者って拷問知ってるか? 鼻と上唇の間にナイフを」

ζ(゚ー゚;ζ「あはは、やだなあ、軽い冗談じゃないですか」

从 ゚∀从「ラストチャンスをやろう。それでアレってなんだ?」

ζ(゚ー゚*ζ「アレはね――」


.

211 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:17:14 ID:bWa6mdQwO
从 ゚∀从「今更だとは思うけど、ドレスとか着るのに違和感なくなったなあ」

ζ(゚ー゚*ζ「おっ、可愛いじゃん」

l从・∀・ノ!リ人「うん、似合ってると思うよ」

从 ゚∀从「どうした、テンション低いな」

l从・∀・ノ!リ人「あんまりダンスパーティって、好きじゃないんだ」

ζ(゚ー゚*ζ「ダンス得意なのに?」

l从・∀・ノ!リ人「いい思い出がなくってね」

从 ゚∀从「ならせっかくの機会なんだから、今回で楽しい思い出作ろうぜ!」


212 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:20:16 ID:bWa6mdQwO
ζ(゚ー゚*ζ「そうだ、妹者。耳貸して」

l从・∀・ノ!リ人「えっ、うん」

l从・∀・ノ!ー゚*ζ「はむっ」

l从////ノ!リ人「ひゃあんっ!? なにしてんの!?」

ζ(゚ー゚*ζ「なにって耳を噛んだだけだけど?」

l从・∀・ノ!リ人「なに平然と普通のことのように答えてるのさ!」

从 ゚∀从「ずるいぞ、妹者にエロいことをするのは俺の役目だろ!」

l从・∀・ノ!リ人「ずるくない、そんな役目は存在しない!」

ζ(゚ー゚*ζ「はい、あっという間に愉快ないつもの妹者の出来上がり!」

l从・∀・ノ!リ人「いつもの僕はもっと落ち着いてて冷静だよ!」

从 ゚∀从「はは、そうだなー」

l从・∀・ノ!リ人「なにその大人ぶってる子供を見るみたいな目」

从 ゚∀从「ほーら、いい子いい子」

l从・∀-ノ!リ人「わわっ、僕の頭を撫でないの!」


213 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:24:12 ID:bWa6mdQwO
川 ゚ -゚)「なんというか、お前らは三人揃うと子猫のようにじゃれあうな」

从 ゚∀从「クーさん。あれ? いつもなら続いてツンさんがなにか一言いうパターンでは」

川 ゚ -゚)「ツンだったら向こうで」

lw´‐ _‐ノv「ハードラックとダンスっちまってるよ」

从 ゚∀从「!?」

川 ゚ -゚)「いや、普通にキュートと踊っているだけだ。ハインも乗っかるな」

lw´‐ _‐ノv「ではさらばだー」

l从・∀・ノ!リ人「その一言のためだけに出て来たんですか!」


214 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:25:45 ID:bWa6mdQwO
川 ゚ -゚)「お前達は踊らないのか? それだけ着飾って壁の花では勿体なかろうに」

l从・∀・ノ!リ人「三人という奇数の状態だと、二人で踊ると誰かを置いていくようで、どうも気が引けて」

川 ゚ -゚)「なら私が誰かと踊ろう。これなら偶数だ」

从 ゚∀从「なら――」

ζ(゚ー゚*ζ「はーい! 私がクーさんと踊りまーす」

从 ゚∀从「ちょ、強引な」

ζ(゚ー゚*ζ「こういうのは早いもの勝ちだよ」

川 ゚ -゚)「ならばデレ、いくとするか」

ζ(゚ー゚*ζ「はい! ハイン、妹者のことは任せたからね」

从 -∀从「ああ、任せとけ」

ζ(゚ー゚*ζ「それじゃあいって来ます!」


从 ゚∀从「さて、俺達も一曲踊るとしましょうか」

l从・∀・ノ!リ人「うん、そうしよっか」


215 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:27:25 ID:bWa6mdQwO
从 ゚∀从「~♪ ~♪」

l从・∀・ノ!リ人「なんか凄く上手になってない?」

从 ゚∀从「実はあれからも、こっそり練習してたんだよ」

l从・∀・ノ!リ人「いってくれたら付き合ったのに」

从 ゚∀从「リードしたい相手に練習を付き合ってもらうなんて、恥ずかしいだろ」

l从・∀・ノ!リ人「ハインらしいね、そういうとこ」

从 ゚∀从「俺が俺らしくなくてどうするんだよ」

l从・∀・ノ!リ人「それもそうなのかな。あっ、もう終わっちゃったね」

从 ゚∀从「せっかくだから、もう一曲続けてどうですかお姫様?」

l从・∀・*ノ!リ人「うむ、よきにはからえ」


.

216 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:29:53 ID:bWa6mdQwO
从 ゚∀从「あー、踊ったぁ」

l从・∀・ノ!リ人「さすがに疲れたね」

ζ(゚ー゚*ζ「あれだけ続けて踊ってたら、疲れもするでしょ」

从 ゚∀从「ダンサーズハイとでもいうのか、途中から踊ってるのが普通みたいになっちまってな」

l从・∀・ノ!リ人「思わずもう一曲もう一曲ってなっちゃって」

ζ(゚ー゚*ζ「まあ二人が楽しかったなら何よりだね。それよりも妹者、大丈夫? 顔が赤くなってるけど」

l从・∀・ノ!リ人「身体が火照ったかな。少し気怠いや」

ζ(^ー^*ζ「身体が火照って気怠いなんて、また――」

l从・∀・ノ!リ人「変な意味は一切ないけどね!」

ζ(゚ー゚*ζ「冗談は置くにしても、無理しちゃ駄目だよ。そろそろパーティも終わりだし、一足先に帰ったら?」

l从・∀・ノ!リ人「そうするよ。先に抜けるみたいでごめんね」

从 ゚∀从「俺も一緒に帰ろうか?」

l从・∀・ノ!リ人「ううん、一人で平気だから」


.

217 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:33:20 ID:bWa6mdQwO
想像していた以上に暗い陽の沈んだ夜空を見上げ、もう冬なんだなと実感する。

l从・∀・ノ!リ人「今日は本当に楽しかったな」

世に偶然という言葉で片付けられる事象はありふれているが、これもその数多ある偶然の中の一つなのだろうか。
まさかこんな日にダンスパーティが開かれるなど、露ほども思わなかった。

l从・∀・;ノ!リ人「いてて、明日は筋肉痛かも」

ハインのリードは、僕の動き出しの癖や歩幅まで考えられたもので、実に心地よかった。
恐らくそれは頭で計算してのものではないだろう、ハインは感覚的に僕の行動パターンを読んでいる。

l从・∀・ノ!リ人「それだけ普段から、長い時間一緒にいるってことかな」

口に出してみると気恥ずかしいが、これが親友というものなのだろう。

l从・∀・ノ!リ人「……チャペルか。そういえば今までろくに入ったことなかったっけ」

今日は僕にとって少しだけ特別な日。
それは、いつもと違う行動を取るには十分な理由だった。


.

218 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:37:16 ID:bWa6mdQwO
当然といえば当然なのかもしれないが、こんな時間に僕以外の来客はなくチャペル内は静まり返っていた。

l从・∀・ノ!リ人「礼拝に来る人もいないし、厳密にはチャペルじゃないんだよね」

左右に広がる、横長になっている木製の椅子の間を進む。
月明かりがステンドグラス越しに差し込み、部屋を鮮やかに彩っていた。

l从・∀・ノ!リ人「綺麗……」

幻想的な光景に眼を奪われていると、背後から足音が近付いてくる。

从 ゚∀从「なんとなく、ここにいるような気がした」

l从・∀・ノ!リ人「ハイン?」

その言から察するに、僕を探していたのだろうか。


219 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:40:41 ID:bWa6mdQwO
从 ゚∀从「ここって、こんなにも綺麗な場所だったんだな」

l从・∀・ノ!リ人「そうだね。校長先生の趣味も案外悪くないのかな」

僕達は二人横並びになって、ステンドグラスを見上げる。

l从・∀・ノ!リ人「僕に用があったんじゃないの」

从*-∀从「その、改まってっていうのも恥ずかしいんだが、なんだ」

l从・∀・ノ!リ人「いいづらいことなの?」

ハインは意を決したような面持ちで、僕に向き直る。

从 ゚∀从「モララー、誕生日おめでとう!」

l从・∀・ノ!リ人「えっ、あれ」

从 ゚∀从「どうした? 今日が誕生日でいいんだよな?」

l从・∀・ノ!リ人「うん、それはそうなんだけど、教えてたっけ」

从 ゚∀从「昔に聞いた。入学して間もない頃だったかな」

なんの気なしに漏らした程度の言葉を、覚えていてくれたのか。


220 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:43:35 ID:bWa6mdQwO
l从;∀;ノ!リ人「あり、がとう」

从;゚∀从「お、おい、どうした!?」

l从;∀;ノ!リ人「あれ、おかしいな。泣くつもりなんてないんだけど、勝手に」

从 ゚∀从「むー、ほら、いい子いい子」

突然の涙に戸惑ったのか、ハインは普段通りを装って子供扱いするように僕の頭を撫でる。

l从・∀・ノ!リ人「もう、撫でないでよ!」

だから僕も努めて普段通りに返す。

从 ゚∀从「いきなり泣くなよ。心臓に悪いぜ、あれ」

l从・∀・ノ!リ人「そんなこといわれても、僕だってわざと泣いたわけじゃないし」

从 ゚∀从「拗ねるなって。それとこれ、誕生日プレゼント」

l从・∀・ノ!リ人「ロザリオ?」

从 ゚∀从「前に占いで、ラッキーアイテムは純銀だっていってたからさ。ロザリオなら常に身に着けてられるだろ?」

確かに文化祭で入った占いの館で、そんなことをいわれた気がする。


221 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:46:38 ID:bWa6mdQwO
l从・∀・ノ!リ人「純銀って、高いんじゃないの」

从 ゚∀从「多少高くても買えるようにバイトしてたんだ、気にするな。それにデザインがよかったから、俺も同じやつ買っちまったし」

l从・∀・ノ!リ人「でも……」

从 ゚∀从「ほれ、着けてやるから動くなよ」

ハインは僕の肩に手を置き、やや強引に引き寄せる。
第三者視点で見られたら抱き合っているようにも見えるほど、互いの距離が零に近付いた。

从 ゚∀从「似合ってるじゃん。もう返品は受け付けてないからな!」

l从-∀-*ノ!リ人「……大切にするよ、ずっと」

本来の用途からするとロザリオは首に掛けるものではないのだが、本来の用途なんて僕には関係ない。
値段の高さも関係なく、ハインの気持ちがただ純粋に嬉しい。


222 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:49:13 ID:bWa6mdQwO
l从・∀・ノ!リ人「ハインも同じの買ったんだよね。今、持ってる?」

从 ゚∀从「ああ、一応持って来てるよ」

l从・∀・ノ!リ人「なら、それは僕がハインの首に掛けてあげる!」

从;゚∀从「えっ、ちょっと、待て」

l从・∀・ノ!リ人「待たない。お返しだよ」

そのままだと手が届きにくいので、爪先立ちになって迫る。
もう少しで互いの顔がぶつかりそうな距離、こんなに近くにハインの顔があるのって珍しいかもしれない。

从 ゚∀从「……キスしてるみたいだよな」

l从////ノ!リ人「はあ!? なにいってんの急に!!」

从 ゚∀从「おっと、心の声が漏れただけだ。気にするな」

l从・∀・ノ!リ人「気にするよっ!」

从 ゚∀从「俺は気にしてないからさ。んー、着け心地もいい感じだな、このロザリオ」

手の中でロザリオを弄び、僕の意見に耳を貸そうともしない。
本当に出会った頃から変わらない、こういうところは。


223 :名も無きAAのようです:2011/11/14(月) 23:53:50 ID:bWa6mdQwO
从 ゚∀从「そろそろ寮に帰ろうぜ。今頃デレや先輩達がケーキを用意してくれてるはずだ」

l从・∀・ノ!リ人「うん。あのさ、ハイン」

从 ゚∀从「なんだ」

l从・∀・ノ!リ人「今日はありがとう」

从 ゚∀从「さっきもいっただろ、それ」

l从・∀・ノ!リ人「いいの、嬉しかったんだから何回いっても」

从 ゚∀从「じゃあ俺ももう一回いってやる。誕生日おめでとう!」

l从・∀・*ノ!リ人「うん、ありがとう!」


僕達はそんなやり取りを、寮に着くまでの二人きりの帰路で、ずっと繰り返していた。


.




224 :名も無きAAのようです:2011/11/15(火) 00:08:46 ID:XXob9xrAO
投下終了です。
べ、別にお付き合い頂けて嬉しいわけじゃないんだからね///
次回はクリスマスですね、いえVIPのみんなが頑張ってクリスマス中止のお知らせが届くかもしれませんが


o川*゚ー゚)o「ここから先はキュートちゃんの――」

('A`)「実際、最近はキュートも出番あるし救済コーナーとか要らないよな」

( ^ω^)「僕なんて、なんでタイトルAAになったのかすら分からないお」

o川*>ー<)o「はうー、最近キュートが最後までしゃべれないのが恒例になってない!?」

('A`)「そういえば今回で男AAの希望の星、モララーもフル出場を逃した形になるな」

( ^ω^)「ところでなんで僕がタイトルAAなんだお?」

o川*゚ー゚)o「キュートの話を――」

( ^ω^)「むしろ僕の質問に答えてほしいお。なんで僕がタイトルAAなんだお? もしかして最初は僕がかなり活躍する予定だったのかお?」

o川;゚ー゚)o「えっと、それは……」

( ^ω^)「男形態でも出番がある予定だったのかお? なんで僕がタイトルAAなんだお?」

o川;゚ー゚)o「ごめんなさいごめんなさい、謝るから、謝るから」

( ^ω^)「なんで僕が――」




元スレ:( ^ω^)男は可愛く美しくのようです(リンク先( ^ω^) ブーン系創作板のようです

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