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(´・ω・`)小鳥泣き池のようです(ΦωΦ )

4 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 22:42:39.42 ID:3ioEgjpBO
プロローグ

ここはニュー速県ビップ市、一般的に見て、都会でも田舎でもないごく普通の町でのお話。

( ^ω^)「ツン!早くくるお!」

ξ;゚⊿゚)ξ「もうっ、待ってよね!ブーン」

元気に走り回るブーンと呼ばれる青年、そしてそれを疲れた表情で追い掛けるツンと呼ばれた女性。歳は2人共20歳くらいだろうか。

ξ;゚⊿゚)ξ「ブーン!ちょっと待ちなさいよ!」

(;^ω^)「おっ?ツンどうしたお?」

元気なブーンに対し、女性の方はというと、少し額に汗を浮かべていた。

ξ;゚⊿゚)ξ「まったく、ちょっと散歩に行くと思ったらもうずっと歩きっぱなしじゃない!」

(;^ω^)「おっ、ツンごめんだお」

ξ゚⊿゚)ξ「少し疲れたわ、どこかで休憩にしない?この辺で休める場所ってないの?」

ツンが休憩を促す。それに納得したように、ブーンは辺りをキョロキョロと見渡す。

( ^ω^)「………おっ、たしかこの先に『小鳥泣き池』があったはずだお」

ブーンは少しの時間の思考の後、古い記憶を探り当てたかのように、道を外れた林の方を指差した。



5 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 22:44:23.15 ID:3ioEgjpBO
ξ゚⊿゚)ξ「小鳥泣き池?聞いたことないわ」

なにそれ?と言わんばかりに不思議な表情を見せる。

( ^ω^)「知らないのかお?あそこの池の名前にはちょっとした由来があるんだお」

ξ゚⊿゚)ξ「へぇ~、ブーンのくせに意外と物知りなのね」

(;^ω^)「あうあう、さらりとひどいこと言うなお、子供の頃ばぁちゃんに聞いたことがあるんだお」

刃物のような言葉を言い放つツン。ブーンは少し戸惑いながらも得意気に言いつつ、林の方へ向かっていった。

ξ゚⊿゚)ξ「興味深いわね、着いたら聞かせてみなさいよ」

(*^ω^)「いいお!聞かせてあげるお!ツン!早く行くお!」

ブーンは浮かれながら林の方へ走りだした。それを見たツンは、まったく、といった表情でブーンの向かうほうへと歩きだした。


6 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 22:45:34.87 ID:3ioEgjpBO
一言で言うと『自然そのもの』だった。

林で周りを囲み、その真ん中にはポツンと小さな池がある。

木々はさらさらと唄い、鳥達は唄を聞きつつ戯れあっていた。

( ^ω^)「ツーン、こっちだおー」

ξ゚ー゚)ξ「はいはい、今行くわよ」

ブーンは木陰にあるベンチに腰掛け、ツンを待っていた。
デリカシーの無い彼氏と思う女性もいるだろうが、ツンの表情はどこかにこやかだった。

ブーンの隣に腰掛け、深呼吸をする。美味しい。肺を満たしたこの空気は、名付けるなら『自然100パーセントの味』が似合うと思った。

ξ゚⊿゚)ξ「いい場所ね」

(*^ω^)「そう言ってくれると嬉しいお」

ξ゚⊿゚)ξ「よし、気分も落ち着いてきたしさっきの話聞かせてくれる?」

( ^ω^)「了解だお、この話はむか~しむかしのお話だお」

ブーンは昔聞いた記憶を思い出しながら、ゆっくりと話し始めた。


7 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 22:47:10.27 ID:3ioEgjpBO

(´・ω・`)小鳥泣き池のようです(ΦωΦ )


8 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 22:48:27.95 ID:3ioEgjpBO
ここはびっぷそうげん

たくさんのどうぶつたちがいるところだよ。

(´・ω・`)「みんなーまってよー」

('A`)「ちびどりのショボンがきたぞーみんなーにげろー」

(,,゚Д゚)「よわむしショボンにつかまるなー」

(*゚ー゚)「アハハ、みんないそげー」

(´・ω・`)「まってよー」

なんでみんなはぼくをなかまはずれにするの?

なんでみんなはぼくをいじめるの?

みんなとたのしくあそびたいな…


9 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 22:49:38.67 ID:3ioEgjpBO
(´・ω・`)「きょうもみんなはあそんでくれないや」

ショボンはみんなからなかま外れにされていました。

そのりゆうは、かおがしょんぼりしてる、よわむし、からだが小っちゃい。

子どものなかまはずれのりゆうにはうってつけでした。

(´・ω・`)「みんなとあそびたいなぁ」

ショボンのおねがいは、かないませんでした。


10 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 22:50:39.72 ID:3ioEgjpBO
(´・ω・`)「もぐもぐ」

ひとりで食べる、よるごはん。やっぱりおいしくないや。

(´・ω・`)「もうねようかな」

そろそろねむくなってきた、あしたはあそんでくれるかな?

ショボンは目をとじました。


11 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 22:51:43.54 ID:3ioEgjpBO
(´・ω・`)「みんなーまってよー」

やっぱりみんなはきょうもあそんでくれないや。

さびしいな。

まいにちまいにちおいかける日々に、ショボンの心はボロボロでした。

(´・ω・`)「きょうはみんなのところは行かないでたんけんをしよう」

ショボンはそうげんを飛んでいきました。

どのくらい飛んでいたでしょうか?ショボンは小さな森を見つけました。

(´・ω・`)「あそこはなにがあるのかな?行ってみよう」

ショボンは森のほうへ飛んでいきました。


12 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 22:53:09.74 ID:3ioEgjpBO
(´・ω・`)「うわぁ~」

ショボンがついたばしょは、たくさんの木にかこまれ、ぽっかりとあいたあなでした。

あなにはいっぴきのたぬきがいました。

(´・ω・`)「たぬきさんこんにちは」

ショボンはたぬきにはなしかけました。

( ΦωΦ)「ことりさんこんにちは」

たぬきはショボンにへんじをしました。


14 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 22:54:13.04 ID:3ioEgjpBO
(´・ω・`)「たぬきさんはなにをしているの?」

( ΦωΦ)「あなをほっているんだよ」

たぬきは言いました。ともだちのいないたぬきはあなをほって、雨がふればそこに水がたまる。

そうすれば、水をのみにきたどうぶつとともだちになれるんだ。と言いました。

(´・ω・`)「ぼくもてつだっていい?」

ショボンはゆうきをだして言いました。

たぬきさんも、ぼくを見てきらいになってないのかな?


16 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 22:55:33.31 ID:3ioEgjpBO
( ΦωΦ)「うん!ほんとにてつだってくれるの?」

たぬきはうれしそうに言いました。しかし、そのあとにくらい顔をして言いました。

( ΦωΦ)「ことりさんは、ぼくを見てわらわないの?」

たぬきは、目のまわりが黒いじぶんを見てわらわないのか、と、おびえていました。

(´・ω・`)「わらわないよ!ぼくだってしょんぼりしたかおだし」

( ΦωΦ)「………」

(´・ω・`)「………」

プッ

アハハハハハ

ことりとたぬきはおたがいのかおを見てわらいあっていました。


17 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 22:56:53.31 ID:3ioEgjpBO
それからまいにち、ことりとたぬきはいっしょにあなをほり、ごはんをたべ、ねるときもいっしょでした。

(´・ω・`)「ロマネスクくん、そろそろあなも大きくなってきたね!」

( ΦωΦ)「そうだね!あとは雨がふればいいんだけど…」

あなは大きくなったのに、かんじんの雨はふってくれません。

ふったときもありましたが、つちが水をすってしまい、うまくたまりませんでした。


19 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 22:57:55.02 ID:3ioEgjpBO
それからなんねんたったでしょうか?雨はふっても、水はたまりませんでした。

ことりとたぬきはなんねんもなんねんもまちつづけました。

みずがたまることを、信じて。

(´・ω・`)「水、たまらないね」

( ΦωΦ)「うん…」

(´・ω・`)「ロマネスクくん、また水がたまったときのお話をしようよ!」


20 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 22:58:50.41 ID:3ioEgjpBO
ことりとたぬきは笑いながら話していました。

水をのみにきたどうぶつに、いっしょにはなしかけてみよう。

それをくりかえしたら、たくさんのおともだちができる。

みんなでえさをあつめて、パーティーをするんだ。

みんなで食べて、水をのんで、おどってまいにちくらすんだ。

寝るときもいつもみんないっしょだよ。


21 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 22:59:48.96 ID:3ioEgjpBO
だから

だからかみさま

雨をいっぱいふらしてよ


23 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 23:00:42.02 ID:3ioEgjpBO
それからまた、なんねんもたったある日。

春がおわろうとしたころ。たぬきにじゅみょうがきてしまいました。

(´・ω・`)「ロマネスクくん!ロマネスクくん!」

( ΦωΦ)「ショボンくん…ごめん…ぼくはもう……」

(´;ω;`)「いやだよ…いやだよ!」

( ΦωΦ)「ショボンくん…ほんとうに…ごめんね…いっしょにパーティーをしたかったな……」

(´;ω;`)「ロマネスクくん!ロマネスクくん!うわぁぁぁ」


24 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 23:01:48.28 ID:3ioEgjpBO
たぬきはおそらにいってしまいました。

ショボンは小さなあなをほり、たぬきをうめてあげました。

あなをほるとき、うめるとき、ごはんを食べるとき、寝るときも、ずっと、ずっとショボンは泣いていました。

(´;ω;`)「うわぁぁぁん、うわぁぁぁん」

あなのまんなかでショボンは泣いていました。まいにち、まいにち。


26 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 23:02:59.86 ID:3ioEgjpBO
いつまでたってもショボンはなきやみませんでした。

(´;ω;`)「うっ………っぁ………」

ふかいかなしみにつつまれたショボンが泣かない日はありませんでした。

なんで、水がたまらないの?

なんで雨はいっぱいふってくれないの?

かみさま、ぼくとロマネスクくんのおねがいをきいてよ。


28 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 23:04:23.18 ID:3ioEgjpBO
かみさまは、まいにち泣いているショボンをみていました。

かみさまはかんがえました。

ずっと泣いていることりを見て、こころをうごかされたのです。

それからまいにち、かみさまは雨をふらしつづけました。

やがて、ことりとたぬきのほったあなには小さないけができたのです。


30 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 23:05:24.45 ID:3ioEgjpBO
いけができたころには、ことりもいなくなってしまいました。

しかし、そのいけには、まいにちたくさんのどうぶつたちが水をのみにきたのです。

どうぶつたちは、えさをあつめてパーティーをしました。

水をのみ、えさを食べ、まいにちおどってくらしました。


31 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 23:07:17.64 ID:3ioEgjpBO
エピローグ

( ^ω^)「……っていう話だお」

ξ゚⊿゚)ξ「……なんか悲しいお話ね」

笑顔のブーンに対し、ツンの表情は少し暗かった。

( ^ω^)「ツンは悲しい話だと思うかお?」

ξ゚⊿゚)ξ「だって、ことりとたぬきは池が出来る前に死んじゃったんでしょ?」

( ^ω^)「確かにそうだけど、僕は悲しい話だとは思わないお」

ブーンは笑顔を崩すことはなかった。


33 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 23:08:40.60 ID:3ioEgjpBO
( ^ω^)「だってそうだお?そのことりとたぬきがいなかったら今ここに池はないんだお」

( ^ω^)「この池は、沢山の動物達、そして僕達、いろんなものにやすらぎを与えているんだお!」

ξ゚ー゚)ξ「確かに、そうよね」

ξ゚ー゚)ξ「うん!とってもいいお話ね」

( ^ω^)「だおだお………おっ?ツン、あれ……」


34 名前: ◆aQrp5SsEyk :2007/09/07(金) 23:11:33.58 ID:3ioEgjpBO
ブーンが指さしたほう、ふと、二人は木の方を見た。さっきまで戯れあっていた中で一際小さい鳥と、目の周りを黒くしている鳥がこちらをみていた。

しばらくブーンとツンはその小さな鳥達と見つめあっていた。

「ツン、あの鳥って」

「そうね、もしかしたら」

話の小鳥とたぬきの生まれ変わりなのかも

二人を見ていた小鳥達は、また他の鳥と戯れあった後。

仲良く、仲良く翔んでいった。

(´・ω・`)小鳥泣き池のようです(ΦωΦ )
おわり。




元スレ:(´・ω・`)小鳥泣き池のようです(ΦωΦ ) (リンク先( ^ω^)ブーン系小説とか読み物とかの倉庫様)
[ 2013/12/18 23:47 ] スレ立て短編 | TB(0) | CM(0)

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