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( ^ω^)は機械仕掛けのようです 8/8

144 : ◆Ymtt.Y6YOc:2011/02/21(月) 19:43:37 ID:FMEDZlIo0

 一人と一体に見送られるロボットがいた。


('A`)「……じゃあな、ブーン」


( ^ω^)「……お?」


('A`)「……安心しろ、お前は正常だ」




( ^ω^)は機械仕掛けのようです

    8/8「そこにある風景と懐かしい日々」


145 : ◆Ymtt.Y6YOc:2011/02/21(月) 19:43:52 ID:FMEDZlIo0


 ブーンが去った後も、二人はずっとブーンの行った先を見つめていた。


川 ゚ -゚)「……ドクオ様」


( A )「……なんだ?」


川 ゚ -゚)「……よろしかったのですか?」


( A )「……」


 ドクオは答えない。
 今のブーンは正常品だ。
 ドクオはブーンの壊れているところを修理したのだ。

 親友の部品を使って

146 : ◆Ymtt.Y6YOc:2011/02/21(月) 19:44:06 ID:FMEDZlIo0

( A )「……良かったかどうかわからない」


川 ゚ -゚)「……」


( A )「……けどさ、親友は怒らないと思う」


( A )「……幸せになれよ、ブーン」


( A )「……んじゃ、帰るか」


川 ゚ -゚)「……はい」


 一筋の涙を流す主人に、機械仕掛けの女は従った。

147 : ◆Ymtt.Y6YOc:2011/02/21(月) 19:44:24 ID:FMEDZlIo0

 歩く。歩く。
 いや、遅い、走る。走る。


( ^ω^)「……」


 限界まで、限界を超えて


⊂( ^ω^)⊃ 「ブーン」

 自然と両腕を開いていた。
 風を切り裂き、進む。


 愛しき少女の下へ


⊂( ^ω^)⊃ 「ツン。すぐ帰るお」

148 : ◆Ymtt.Y6YOc:2011/02/21(月) 19:44:38 ID:FMEDZlIo0

 街を越え、山を登る。


( ^ω^)「懐かしいお」


 一週間ぶりの我が家。
 相変わらず森の木の葉は小屋に降り注いでいる。


(; ^ω^)「なんか緊張するお」


 ふと、話し声が聞こえて、ブーンは窓に歩み寄った。


 そして、見てしまう。
 あどけない表情で微笑むツンの姿と
 最新型のロボットの姿を――

149 : ◆Ymtt.Y6YOc:2011/02/21(月) 19:44:52 ID:FMEDZlIo0

(  ω )「え?」


 何故、考え付かなかったのかもわからない。
 ありえたかもしれない可能性の一つ。

 ツンが新しいロボットを買わない保障がどこにあるというのか。

 気づけばブーンは逃げ出していた。


(  ω )「どこに行けばいいお?」

150 : ◆Ymtt.Y6YOc:2011/02/21(月) 19:45:07 ID:FMEDZlIo0

 行くところなんてない。
 何も考えず、街を彷徨った。


(´・ω・`)「おや?君は」


( ^ω^)「お?」


 どこかで見たことがある。
 確か、ツンと一緒にブーンを探しに来た人の一人だ。


(´・ω・`)「ブーン君かい?」


 一瞬、答えに迷った。
 Yesと答えれば、きっとツンに報告されるだろう。
 せっかく新しいロボットを買ったのに、迷惑をかけることになる。

151 : ◆Ymtt.Y6YOc:2011/02/21(月) 19:45:22 ID:FMEDZlIo0

 でも、戻れることを期待して、結局Yesと答えることにした。


( ^ω^)「……そうだお」


(´・ω・`)「そうか、ツンちゃんの家には戻らないのかい?」


( ^ω^)「……」


 戻りたいさ、でも、それがいいことだとは思わない。
 だって、いくら修理してもらったとしても、やっぱり最新型には敵わないんだ。


(´・ω・`)「ツンちゃんは君の帰りを待ってるよ」


 やさしい嘘だ。
 ツンは僕の帰りなんて待っていない。

152 : ◆Ymtt.Y6YOc:2011/02/21(月) 19:45:35 ID:FMEDZlIo0


(´・ω・`)「帰ろう」


( ^ω^)「……ブーンには帰るとこがないんですお」


 その言葉にショボンは少し驚いた顔をした。


(´・ω・`)「ああ、なるほど」


(´・ω・`)「見たんだね」


 言って、ふっとショボンは笑った。


( ^ω^)「……ですお」

153 : ◆Ymtt.Y6YOc:2011/02/21(月) 19:46:05 ID:FMEDZlIo0

(´・ω・`)「それなら大丈夫だ」


(´・ω・`)「問題ないよ、行こう」


 何が問題ないのかわからなかったけど
 行くところがないブーンはショボンについていった。


ξ゚⊿゚)ξ「ブーン」


 久しぶりに見たツン。
 泣きそうな目をしている。

ξ;⊿;)ξ「ブーンなの?」


ξ#;⊿;)ξ「どこ行ってたのよ」


( ^ω^)「……ごめんお」

154 : ◆Ymtt.Y6YOc:2011/02/21(月) 19:46:18 ID:FMEDZlIo0

 流石に正直に全てを言うのは気が引けたので
 ドクオに言われたとおり、山を転がり、ドクオに助けてもらったことを言った。


( ^ω^)「……だから、もうブーンは壊れていないお」


ξ;⊿;)ξ「ブーン」


( ^ω^)「……でも、ブーンは消えるお」


 そう言って、ブーンは奥にいたロボットに視線をやった。
 瞬間、頬に走る痛み。


ξ#;⊿;)ξ「馬鹿!なんでそんなこと言うのよ」

155 : ◆Ymtt.Y6YOc:2011/02/21(月) 19:46:31 ID:FMEDZlIo0

ξ#;⊿;)ξ「ブーンがいないと誰が畑に水をやるの?
      誰が私を護るの?」


(´・ω・`)「ハハハ、何か勘違いしてるみたいだね」


 横から入る声にブーンが視線を送ると、やはりショボンは笑みを浮かべた。


(´・ω・`)「じゃあ、私たちは帰るか」


( ФωФ)「そうでありますね」


( ^ω^)「……え?、どういうことだお?」

156 : ◆Ymtt.Y6YOc:2011/02/21(月) 19:46:43 ID:FMEDZlIo0

(´・ω・`)「ロマは私の家族だよ、ブーン君」


(´・ω・`)「ま、女の子一人じゃ何かと大変だしね
     ブーンの変わりは絶対買わないって言うからお昼だけ貸してたのさ」


(;^ω^)「……お?」


(´・ω・`)「どうやらブーン君は
      ツンちゃんがもう代わりのロボットを買ってしまったと思ってたようだよ」



ξ;⊿;)ξ「うっ、そんな事考えてたの?」

157 : ◆Ymtt.Y6YOc:2011/02/21(月) 19:46:56 ID:FMEDZlIo0



 そう言って、ツンは涙を拭った。
 まぁ、次の瞬間にはまた流れてたけど


ξ;⊿;)ξ「ばっかじゃないの?」


( ^ω^)「おっお」


ξ;⊿;)ξ「中間搾取がひどくってお金がないんだから
     完全に壊れるまで使ってやるわよ」


(;´・ω・`)「ハハハ」

 突然襲い掛かる非難にショボンさんは苦しそうに笑った。

158 : ◆Ymtt.Y6YOc:2011/02/21(月) 19:47:07 ID:FMEDZlIo0


ξ゚⊿゚)ξ「ブーン、おかえりなさい」


( ^ω^)「ただいまだお、ツン!」





( ^ω^)は機械仕掛けのようです

    8/8「そこにある風景と懐かしい日々」





159 : ◆Ymtt.Y6YOc:2011/02/21(月) 19:47:38 ID:FMEDZlIo0
あとがき
 途中フリーズして書きだめ全部消えて泣きたくなった

162 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/02/21(月) 23:34:16

ID:.gkOij3Q0
ショボンの昔使っていたロボットって
もしかしてニュッ?

163 : ◆Ymtt.Y6YOc:2011/02/22(火) 21:26:55 ID:rH.fhkVM0
>>161
申し訳ない

>>162
ブーンです。

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