スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

( *´_ゝ`)双子は仲良しのようです(´<_`* )  第一話

1 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:00:46 ID:l5u.FjKs0



僕の友人のとある双子の兄弟は仲良しだ。



2 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:01:54 ID:l5u.FjKs0
---


( *´_ゝ`)双子は仲良しのようです(´<_`* )


---

3 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:03:02 ID:l5u.FjKs0


( *´_ゝ`)「おっとじゅあーーー」
(´<_` :)「うえぃ!!」

弟を見つけて一直線。
兄、流石兄者は弟の腰に抱きついた。

( ;^ω^)「はっや?!」
('A`)「またかよ……」

昼を食べに大学の構内からでた瞬間。
同じく昼食に向かうとみえる弟を見るなりすぐさま飛びついたのだ。

4 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:04:04 ID:l5u.FjKs0
( *´_ゝ`)「な!な!お昼これから?ならさ、ならさ!ドクオとブーンとこれからうんまいお好み食べるんだけど一緒行く?」
(´<_` )「あー、わり。これからショボンたちと行列のできるラーメン食いに行くんだ。こっちは前から約束してたし…」
( iii´_ゝ`)「えー……」

なんかすっごい落ち込んでる。
これ以上にないってくらい落ち込んでる。

5 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:05:23 ID:l5u.FjKs0

(´<_` )「…ごめんな」

子犬を愛でるように落ち込んでいる兄の頭をを弟は撫でる。

( ´_ゝ`)「…いいよ、偉い偉い。前から約束してた方を優先させて」

まるで自分の誘いを優先させても当然。
と思い込んでるかのような発言。

もしくはショボンを軽視しているのか。

6 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:06:36 ID:l5u.FjKs0
(´・ω・`)「…弟者、早く行かないと行列が二倍になるよ」
(´<_` )「ああ、すまない。じゃあな、兄者。お好み、味わってこい。」
( *´_ゝ`)「はーい!ばっいばーい!また家でー!!」

( *´_ゝ`)「そっちもラーメン。ちゃんと味わえよー!」

('A`)「…もう、いいか?」

( ´_ゝ`)


( ´_ゝ`)「うん、気が済んだ」
( ;^ω^)「ほんと、二人ってすっごい仲いいおね」
( *´_ゝ`)「うん!昨日もさ!俺が今日までのレポート必死でやってたら!毛布とホットココア持ってきてくれたんだ!やっさしいだろ?!」
('A`)「へいへい」

7 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:08:30 ID:l5u.FjKs0
僕もドクオにも兄弟はいないので気持ちはさっぱりわからない。

だが仲のよさそうな二人の光景を見ていると僕もとても兄弟が欲しくなる。

---

从´ヮ`从ト「お待ちの三名様どうぞー!」

爪'ー`)y‐「やりー、思ってたより早く入れた!」
(´・ω・`)「先手必勝。僕のルート計算が合っていたね」
(´<_` )「…あれ?」

弟者ががさごそと自身の鞄やズボンを弄る。

8 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:09:34 ID:l5u.FjKs0
爪'ー`)y‐「どうした?弟者?…まさかこの期に及んで財布忘れた…なんてことはないよな?」
(´<_` )「…どうやら…そのまさかのようだ」
爪;'ー`)y‐「え…まじかよ…わりいけど俺自分の分しか持ってねえよ…」
(´・ω・`)「僕も…他人に金は貸さないって決めてるから…」
爪;'ー`)y‐「ショボン…今日ぐらいはいいじゃねーかよ、こんなに並んだんだし」
(´<_` )「いいよ、俺がショボンの立場でも貸さないし。忘れた俺が間抜けだったんだ」
爪'ー`)y‐「この混みようと次の講義の時間を考えると…」
(´・ω・`)「…弟者の家って」
(´<_` )「歩いて30分。いいや、今日の昼は」
爪'ー`)y‐「…わりいな」
(´・ω・`)「…ごめん」
(´<_` )「気にすんなって。そのかわり、今度は俺のためにここ来るの、付き合ってよ」
爪'ー`)y‐「ああ、もちろん」
(´・ω・`)「うん」
(´<_` )「あー、じゃあ俺ここにただ居るのも腹減るだけだから。大学戻るわ。じゃあな、また講義で」
爪'ー`)y‐「じゃーな!」
(´・ω・`)「また講義で」
(´<_` )「じゃーな」

9 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:10:43 ID:l5u.FjKs0
---

( *´_ゝ`)「すんませーん!豚玉もいっこ追加で!」
( ;^ω^)「え?!どんだけ食うんだお?!」
( *´_ゝ`)「今日は気分もいいからお前らの分も奢ってやる!!」
(*'A`)「マジかよ?!ごちでーす!!」
( ;^ω^)「どどどどどういう風の吹きまわしだお?椀飯振舞すぎるお!!」
( ´_ゝ`)「ああ…」

( ´,_ゝ`)「今日、臨時収入があったんだ」
兄者はにんまりと笑った。




(´<_` )「っかしいな…確かにケツポケットに入れたんだけどなぁ…」

10 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:11:54 ID:l5u.FjKs0
---
( *´_ゝ`)「ふー!おなかいっぱい!」
( ;^ω^)「しっかし…支払いの時に見たけど財布まで弟者とお揃いとは…ほんと仲よしだお…」
('A`)「あれ?あそこにいるのおt…」

ドクオが言い切る前にはもうキャンパスのベンチに座る弟者に飛びつく兄者がいた。

( *´_ゝ`)「おっとじゃー!!ラーメン、おいしかった?!」
(´<_` )「…財布忘れて食い逃した」
( ;´_ゝ`)「まじ?!じゃあ今日昼抜き?!」
('A`)「ご愁傷様…てか兄者、臨時収入とやらがあったんだろ?コンビニでパンでも買ってやれば?」
( iii´_ゝ`)「さっきのお好み奢ったので使いきった…」
( ;^ω^)「えー?!」
(´<_` )「いいよ。もう時間もないし」
( ;_ゝ;)「ほんっとすまん!!ああ!俺のばかばかばか!!!」

兄者が自分の頭をぽかぽか殴る。

(´<_`; )「こらこら、やめなさい」
( ; _ゝ )「うっ!!」

急に兄者の顔が真っ白になる。

11 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:13:03 ID:l5u.FjKs0
( ;^ω^)「どうしたんだお?」

( ;´_ゝ`)「おなかいたひ…食いすぎた…」

トイレ…と虫のような声を出しながら兄者は荷物を弟者に托し、御手洗に向かった。
その背に向かって彼の弟は言う。

(´<_` )「あー、兄者。お前のPC借りていいか?」

どうぞー。とやはり消え入りそうな声が聞こえる。
トイレに駆け込みたいが駆けた瞬間に何かが出てしまいそうで怖いというジレンマと葛藤しているのであろう。

('A`)「なんに使うんだ?」
(´<_` )「あー…財布と一緒に携帯忘れたみたいで。ちょっと不意に知りたくなった漢字があったんだ」

12 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:14:10 ID:l5u.FjKs0
( ^ω^)「なんて字だお?」
(´<_` )「バラ。漢字でどうだったかなーって。あっ出た。薔薇だって」

チャカチャカとパソコンを弄くった後、『薔薇』と書かれたワードをこちらに見せつけた。


瞬間、着信音が聞こえる。

発信源は弟者の鞄だった。



('A`)「…あるんじゃねーか」

(´<_` )「…今日は物が無くなったり…現れたり」

携帯を開いた弟者はクスリと笑ってパソコンや手回り品を仕舞い、ベンチから立ち上がった。

('A`)「…何処行くんだ」
(´<_` )「ちょっと御手洗へ」
( ^ω^)「?なんで?」

(´<_` )「兄者からのSOSがあったんで」

にやりと笑いながら携帯のメール画面を見せてくれた。

『かみがない…』

13 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:15:17 ID:l5u.FjKs0
---

( *´_ゝ`)「お騒がせいたしました!!」

講義ギリギリの帰還を果たした兄者は予想に反し元気そうだった。

('A`)「ほんと馬鹿だよな…」
( ;^ω^)「ほんとに調子は大丈夫なのかお?」
( *´_ゝ`)「うん!!弟者がいい薬くれた!」
('A`)「はいはい。で、お前そんな無計画さで課題のレポート出来たのかよ?今日中だぜ?」
( *´_ゝ`)「もうばっちりだって!だって弟者が…」
弟自慢をしながら兄者はパソコンを開く。

('A`;)「毛布とホットココアね。さっき聞いたから!!」

( ´_ゝ`)「…あれ?」

( ^ω^)「?どうしたんだお?」

先ほどと同じくらい顔面蒼白な兄者。

('A`)「また腹か?」

( ´_ゝ`)「ううん…」


( ´_ゝ`)「レポート、消えっちゃってら」

14 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:16:12 ID:l5u.FjKs0
---

爪;'ー`)y‐「ごめんな、弟者」
(´<_`* )「いいっていいって」
(´・ω・`)「あれ?さっきより元気だね。さっきはホントに死にそうだったのに」
(´<_` )「ああ…」


(´<_,` )「ちょっとストレス発散できたから!」
弟者はにんまりと笑った。





( ;_ゝ;)「おっかしいなぁ…ちゃんと保存したつもりだったのに…」

15 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:17:08 ID:l5u.FjKs0
---

(´<_` )「ただいま」

( ;_ゝ;)「弟者ーーーー慰めてえええええええ」

(´<_`; )「ええええい?!どうした?!」

( ;^ω^)「おじゃましてます」

('A`)「それがかくかくしかじかで」

レポートがディサピアしてしまい僕のレポートを写すことになってしまった兄者。
しかし、普段「優」の兄者が普段「可」のギリギリ合格な僕のレポート提出となってしまった上、昨日必死で書き上げたレポートが消滅してしまったのだ。
やりきれなさは計り知れない。

16 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:18:12 ID:l5u.FjKs0
(´<_` )「よしよし」
( ;_ゝ;)「ぐすぐす」

さきほどから喚いていた兄者が落ち着く。
そんな様子を見ると二人がいかに仲が良いのかがひしひしと伝わり、落ち着く。

ふと二人が借りている部屋を見渡す。

二人の私室と居間、キッチン、リビング、お風呂にトイレ。
母親の厳しい仕送り制限のため一人暮らしが叶わなかったとは言うが、
実家住みの多い僕ら友人の間では都合のいい溜まり場だ。

( ^ω^)「じゃあ、兄者が泣きやんだし、そろそろ帰るお」
('A`)「わりい、今日泊めてくんないか?今日カーチャンいねーのにゴキ現れてよ…一晩だけ」
( ´_ゝ`)「弟者ーいい?」
(´<_` )「俺は構わないぞ?」
( :^ω^)「虫一匹にカーチャン頼みかお…」
('A`#)「じゃーお前は勝てんのかよ?!あの確認済み飛行物体に!!」
( ^ω^)+キリッ「僕んちは家族全員逃げ出すお!!」
('A`:)「解決してねーし」
( ^ω^)「ゴキちゃんは業者に任せるのが一番だお」
('A`#)「このクソリッチが!!」

17 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:18:59 ID:l5u.FjKs0
---
( ^ω^)「ばっばーい」

( ´_ゝ`)「また明日!」
('A`)「ゴキ食って死ね!」
(´<_` )「じゃ、明日会えたら」

ぱたりと扉が閉まり、僕は歩きだす。

信号待ちで空を見上げれば綺麗な一番星…と思ったら二つあった。

( ^ω^)「一直線に並んできれいだお」

まるであの二人みたい。

18 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:19:56 ID:l5u.FjKs0
---

俺の友人には仲のよい双子の兄弟がいる。

片や俺と同じ文学部人文学科。
片や真逆の理学部数学科。

性格も全く真逆なのにとっても仲がよい。


ように、見えたが。


( *´_ゝ`)「どう?俺が作ったハヤシライス?」

(´<_` ;)「…すごく、おいしいです」

( *´_ゝ`)「やったあ!」

('A`:)「……」

確かに美味しい。
俺が冷や汗かいている理由は味の酷さではない。

('A`;)o0(違う…さっき弟者のをつまみ食いしたのと!!)

19 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:21:00 ID:l5u.FjKs0

先ほど二人が目を離した隙にぺろりと頂戴したハヤシライスは紛れもなく弟者の席に兄者が置いたものだ。

そして、その味がまるで塩を加えすぎたようなしょっぱさにだったため俺は覚悟して食卓の自分の席に向かったのだが。

それよりもこれは、明らかに旨かったのだ。

( *´_ゝ`)「おかわりする?」
(´<_`; )「いや…いらな…」
( ;_ゝ;)「やっぱ不味い???」
(´<_`; )「おかわりいただきまーす!!」

この様子をみると弟者が食べたのは紛れもない塩ハヤシなのだろう。

( *´_ゝ`)「ごち!風呂、弟者先入る?」
(´<_` iii)「いや…先入ってて…俺トイレ行くから…」
( *´_ゝ`)「OK!」

一目散でトイレに駆け込む弟者とスキップで風呂場に向かう兄者。

二人が居なくなった隙に弟者の皿に手をつける。

20 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:22:05 ID:l5u.FjKs0

('A`;)o0(やっぱしょっぱ…)

兄者の皿にも手をつける。

その味は俺と全く同じ、でもやっぱり弟者のよりは旨いハヤシライスだった。

('A`)「…一晩、どうしよ」

トイレの方角からは嘔吐する男の声、そういえば奴、昼抜きだったけど大丈夫なのか。

風呂の方角からは男の鼻歌が、もうレポートの件はいいようだ。

('A`;)「あ…れ?」

忘れた財布、珍しく椀飯振舞の友人、消えたレポート、見つかった携帯、美味しいハヤシライス、激マズハヤシライス。

(´<_`iii )「ただいま…」
('A`;)「ひ!!!」
(´<_`iii )どうした?ドクオ?」
('A`;)「いや…そういえば!お前、財布は?」
(´<_` )「ああ…なんかその辺転がってたわ」

がさごそとケツポケットから財布を取り出し、中身を見る。

(´<_` )「あれ…こんなに減ってたかな?」

今日の昼見たのと同じ財布。

ブーンはお揃いとか言ってたけどさ。


ついてた傷まで一緒なんだな。俺ビックラこいたよ。

21 :同志名無しさん:2013/02/05(火) 00:23:45 ID:l5u.FjKs0
( *´_ゝ`)「おっとじゅあーー!!風呂上がった!!」
(´<_`; )「うええええい!わかった!わかったから腹押すな!!」

昼と同じ、弟者の腰に抱きつく兄者。
でもどうしてだろ。

('A`)「ははは…」

昼と同じようには、見えないや。

(´<_` )( ´,_ゝ`)       ('A`)



明日の朝まではなにも起こらよう、俺は祈るばかりだ。


( ´,_ゝ`)双子は仲良しのようです(´<_,` )

第一話 お好みとラーメンとハヤシライス


コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://tanpentokanohokanko.blog118.fc2.com/tb.php/181-6e2d3b80





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。