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( ^ω^)ブーンはひどいようです

1 :名も無きAAのようです:2013/05/10(金) 00:34:06 ID:2PeSGP8Y0
ξ*゚⊿゚)ξ 「お……おはよ……」

いつものようにこの糞虫は玄関の前で待っていた。

名前はツンデレといい、家が近いというそれだけの理由で俺に何かと構って来やがる銀バエ以下のゴミだ。

( ^ω^)「おはようだお、ツン!」

ξ*゚⊿゚)ξ 「べ……別にあんたを待ってたわけじゃなくて、歩いて学校まで行くのが嫌なだけなんだからね!」

このように、自分の意思をしっかりと表現できない糞以下の存在なのだからどうしようもない。一度死んでハエ共の餌になればいいのにと、毎朝思っている。
だがそれだとこの糞虫の仲間が繁殖するだけか。それならいっそ宇宙飛行士になって宇宙迷子になれば良い。

本当はこんなゴミと話しをするのも、ましてや視界に入れるだけでも気分を害するのだが、しかしこの心優しい内藤ホライゾンは道端に落ちているゴミを放置したりしない。

( ^ω^)「待たせて悪かったおね。行くお!」

ξ*゚⊿゚)ξ 「……うん」

糞みたいなデザインの糞チャリを引き、ゴミ収集車に見立て、ツンデレという名前のついた生ゴミを後ろに乗せる。

ならば今から向かう肥溜めは学校という名のゴミ集積場か。

我ながらなかなか上手いこと的を射ているな、と思いながら巨大な生ゴミのせいで糞重いペダルを漕ぎ始めた。


2 :名も無きAAのようです:2013/05/10(金) 00:35:00 ID:2PeSGP8Y0




集積場の入口で今度は腐った糞袋に会った。

('A`)オマエラハマタイチャイチャシナガラトウコウシヤガッテ

ブツブツと奇怪な音声をまき散らすこの糞袋は、笑い袋の完全なる下位置換と言っても良いだろう。

名前はドクオという。

言うことは何一つとして面白くないし、中には糞みたいな煩悩しか詰まっていない。

しかしそんな出来損ないの玩具であろうと、俺のような優しい人間はその役目を果たさせるためにちゃんと反応してやる。

( ^ω^)「やだなー、そんなこと言ったら照れるお!ね、ツン」

ξ////)ξ 「ちちち、違う!べ、別にイチャイチャだとかそんな!」

('A`)ハイハイカップルオツ

ξ////)ξ 「だから違うってば!」

ゴミ袋と糞袋の夢のコラボレーションを聞き流しつつ、近くの駐車場に収集者を停める。

奴らを無視して教室へ向かいたいというのが本音なのだが、入口近くに留まっているその二つのゴミのせいで、その他のゴミの流れが滞っている。

仕方ないので心優しいこの俺が直々に詰まりを直してやることにした。

( ^ω^)「はいはい、二人ともそんな所で仲良くしてないでさっさと行くお!」

('A`)テレル ξ#゚⊿゚)ξ 「そ、そんなんじゃない!」

良いから二匹まとめて流れろ。

3 :名も無きAAのようです:2013/05/10(金) 00:35:47 ID:2PeSGP8Y0




( ・∀・)「おっ、ブーンだ。おはよー」

(,,゚Д゚)「おはようだゴルァ!」

(*゚ー゚)「おはよう」

(*゚∀゚)「おはよう!」

( ´∀`)「おはようモナ!」

( ^ω^)「みんなおはようだお!」

ξ゚⊿゚)ξ 「みんなおはよ」

('A`)オ、オハヨ…

教室に入ると、道端の小石共が俺を見た途端一斉に挨拶してきやがる。

どうでもいい上にやかましいので無視してやりたいが、前述の通り俺は優しいので以下同文。

自分の席に着き糞つまらない文庫本でも読んでいようと思うが、俺の席を中心にいつの間にか周囲に蛆虫が湧いてきてしまった。

ζ(゚ー゚*ζ「ねぇねぇブーン聞いてよ!ギコったら」

(,;゚Д゚)「おいばかやめろゴルァ!」

(*゚ー゚)「ふふっ、焦りすぎだよ」
  _
( ゚∀゚)「それはそうとおっぱいが!」

ξ゚⊿゚)ξ 「なになに、どうしたのよ?」

('A`)キニナル

グチャグチャドロドロと、不快な音声が耐えることなく俺の耳に流れ込む。まるで腐った肉を喰い荒らす音だ。

( ^ω^)「あはは!みんな落ち着いてお!」

もはやそれはただただ不愉快で、無視して糞つまらない文庫本を開いても良かったのだが俺は優しいので以下同文。

4 :名も無きAAのようです:2013/05/10(金) 00:37:08 ID:2PeSGP8Y0


そんなこんなで何の意味もないゲロ臭い会話を貪っているうちに、嘘みたいに汚いハゲ散らかした担任が教室へやってきた。

( ´ー`)「おら、ダラダラ喋ってんじゃネーヨ」

腐肉を口いっぱいに頬張った蛆虫達は、それでもまだまだ足りていないという様子でしぶしぶ自分の席へと戻っていく。

このハゲのお陰で信じられない程に不愉快な空間から一時的に逃れることが出来、汚物でも案外人の役に立てるものなんだなぁと感心する。

( ´ー`)「委員長、号令!」

( ^ω^)「起立!」

一転、汚物に指図されて凄まじく気分を害するが、黙って指示に従う。心優しいこの俺はどんなに汚い存在でも見ないふりはしないのだ。

( ^ω^)「気をつけ、礼!」

( ^ω^)「着席!」

一連の動作を終えて席に着く。

( ´ー`)「んじゃHR始めるヨ」

こうして、糞みたいな一日は始まる。

5 :名も無きAAのようです:2013/05/10(金) 00:37:55 ID:2PeSGP8Y0




昼休み。

ξ*゚⊿゚)ξ 「ねぇブーン」


四限が終わるや否や、頭に巻き糞を二つもぶら下げた変態が近付いてきた。

( ^ω^)「お?どうしたんだおツン。お昼ご飯のお誘いかお?」

ξ*゚⊿゚)ξ 「え、あ、うん、そうなんだけど……」

突然モジモジとバイブのようにうねりはじめるゴミ。

その様はワカメのようでもあった。いや、ワカメが食べられなくなるからバイブにしとこう。

ξ;*゚⊿゚)ξ 「そっ、その……実は私、今朝、お、お弁当作り過ぎちゃって……残しちゃうかもしれないのよね」

じゃあ余った分は捨てればいい、と提案しようかと思うが、このゴミが言いたいことを理解したので優しい俺は略。

( ^ω^)「おっ、いつも購買パンだからってわざわざ作ってきてくれたのかお?」

ξ;*゚⊿゚)ξ 「べべべべ別にぃ!?ただ、偶然、なんとなく、た、沢山作りたくなって、余った分はブーンに恵んであげれば良いかなって、そう思っただけなんだから!」

( ^ω^)「おっお。ありがとうだおツン、凄く嬉しいお!」

ξ*゚⊿゚)ξ 「あぅ……」

糞が。生ゴミなんかいらねぇよ糞ドリルが。こいつが作ったモノを食うくらいなら校庭の砂利の方が数倍美味そうだ。

( ^ω^)「ツンは将来良いお嫁さんになれるお!」

ξ////)ξ 「~~~っ!」

照れる度に一々赤くなるので、シャア専用機かよと思った。

どうせなら金色になれ。

('A`)バクハツシロ

汚いその顔を爆破して整えてやろうか、と言おうとしてやめる。

この糞袋の製造元に怒られてはたまらない。

6 :名も無きAAのようです:2013/05/10(金) 00:38:48 ID:2PeSGP8Y0


( ^ω^)「いただきますお!」

ξ////)ξ ))コクコク

このサザビーはいつまで照れているんだろう。脱出ポッドで磯野と野球でもしてやろうか。

( )^ω^)モシャモシャ

ξ*゚⊿゚)ξ ドキドキ

( ^ω^)ゴクン

ξ*゚⊿゚)ξ ドキドキ

期待の視線を感じつつ、肉を食う。

心優しい俺は、あくまで本人の為に味の感想を嘘偽りなく言ってやる事にした。

( ^ω^)「凄く美味しいお!ツンは最高だお!」

ξ////)ξ ボンッ

なんで美味いんだよ。

7 :名も無きAAのようです:2013/05/10(金) 00:39:59 ID:2PeSGP8Y0




('A`)ノシ ブ-ンバイバイ

(*゚ー゚)「じゃあねブーン!バイバイ」

(,,゚Д゚)「じゃあなゴルァ!」

( ^ω^)「みんなまた明日だお!」

教室を去っていくクラスの糞共に適当に別れの言葉を告げる。

クラスメイトが居なくなって、机に視線を落とす。そこに置いてあるのはクラス日誌だ。

正直心底どうでもいい上に内容なんてあってもないような物だ。

それは俺が書いているからではなくこの糞クラスで起きる出来事なんて総じて糞みたいな事ばかりだからであって、寧ろ心優しい俺は刺激的なクラスメイトが刺激的な毎日を送っていると感じられるように脚色を加えて書き込んでいるつもりだ。

そして今日もこの糞同然の一日がまるで素晴らしい人生の一ページであるかのように書き込み終えた。

8 :名も無きAAのようです:2013/05/10(金) 00:40:45 ID:2PeSGP8Y0


( ^ω^)「終わったお!待たせてごめんお、ツン」

ξ*゚⊿゚)ξ 「べ、別に、待つのが嫌だなんて言ってないわよ」

俺の横で日誌の仕上がりを待っていた塗り壁はそんな事を言う。

確かにこの壁乳は俺に待たされてばかりだが、一度も嫌そうにしていた事はない。

きっとマゾヒストの素養があるのかもしれない。貧乳なだけあって変態だ。

と( ^ω^)「じゃ、行こうお!」

ξ*゚⊿゚)ξ っと( ^ω^)

ξ*゚⊿゚)ξ っ「あ……」

本当は絶対に触りたくもなかったのだが、優しい俺は仕方なく乳ドリルの手をとって歩く。

ξ*゚ー゚)ξ っ

後ろを見ると、なんとも気持ち悪い顔で手をひかれるそいつの顔があった。

教室を出て職員室へと向かう。

ドリルの手を握ったまま、日誌を提出箱に入れる。

そこでドリルが口を開いた。

ξ*゚⊿゚)ξ っ「……ねぇ、ブーン」

( ^ω^)「なんだお?」

ξ*゚⊿゚)ξっ 「私ね、ブーンの事……」

( ^ω^)

ξ*゚ー゚)ξっ 「……なんでもない!私、先に帰ってるから!」

三ξ*゚ー゚)ξ ダッ

ドリル……ツンは、そこまで言うと走り去ってしまった。

9 :名も無きAAのようです:2013/05/10(金) 00:41:32 ID:2PeSGP8Y0




帰り道。

僕はツンのことを考えていた。

僕は何故か、毎朝目が覚める度に心の中が真っ黒に濁る。

全てが嫌いで、全てが醜くて、全てが憎い。

けど、それだけ。

行動はいつでも優しい僕のまま。

毎日疑問に思うのに、毎日答えは出ない。

けど、きっと毎日、答えは出ていたんだろう。

その答えは、ツンで、これは。

この真っ白な気持ちは恋なんだろうな、と思った。

そして、僕の心が黒く濁るのは、この気持ちを忘れないためなのかもしれない。

我ながら、ひどい話だ。

けどそれもおしまいでいい。

明日はツンより先に起きて、郵便受けにラブレターを届けよう。



終わり








元スレ:( ^ω^)ブーンはひどいようです(リンク先( ^ω^) ブーン系創作板のようです

作品絵 ξ゚⊿゚)ξ (( ^ω^)年越しブーン系小説総合案内所のようですより)
[ 2013/09/01 18:54 ] スレ立て短編 | TB(0) | CM(0)

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