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( ^ω^)とこたつのある部屋 十八話

368 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 18:40:50 ID:BRe7Kl1.0

:『嘘泣き』『影法師』『積み木』『電車』




内藤ホライゾンとツンデレは、婚約者であった。


ξ゚⊿゚)ξ

( ^ω^)


二人の家は近い事もあり、幼少の頃からの付き合いであった。
どちらかが泊まりに行けば、次の日には相手の家へ泊まりに行く。




( ^ω^)『おじゃましますお! 』

ξ゚⊿゚)ξ『いっしょに あそぼ! 』



.

369 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 18:42:25 ID:BRe7Kl1.0

どちらかが泣かされたら、泣かした相手を泣かしに行く。





( ;ω;)『プギャーくんが ぶったお! 』

ξ゚⊿゚)ξ『ころす』




.

370 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 18:43:35 ID:BRe7Kl1.0

どちらかに悩み事が出来たら、親身になって聞いてあげる。




ξ゚⊿゚)ξ『りょうりが上手にできないの』

( ^ω^)『レシピをみるんだお』




親以上に相手の事を知った関係であった。

371 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 18:46:18 ID:BRe7Kl1.0

小学校に上がると同時に、二人はドクオ、都村と出会うことになる。




('A`) 『……ん』

(゚、゚トソン『こんにちは』




当然のように4人で行動することが多くなった彼ら。
気の強い女の子の後ろを文句を言いつつ付いて行く男の子。
それが彼らにとっての当たり前であった。

372 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 18:47:36 ID:BRe7Kl1.0

それは中学に上がっても変わることは無かった。


(゚、゚トソン『バレンタインな訳だが』

('A`) 『靴箱にチョコを入れられるというイジメに会わなくて良かったわー』

( ^ω^)『ドクオ、机の中チラチラ確認するのやめるお。悲しくなるお』

ξ゚⊿゚)ξ『仕方無いわね。アンタらにチョコ作ってきてあげたんだから感謝しなさいよ』

ξ゚⊿゚)ξ『も、勿論義理だからね! 勘違いはしないでよね! 』

('A`) 『え』

( ^ω^)『え』

373 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 18:49:17 ID:BRe7Kl1.0

(゚、゚トソン『いやーうらやましいなー優しい友達を持った二人がうらやましいなー』

('A`) 『この野郎……』

( ^ω^)『棒読みにも程があるお……』

ξ^⊿^)ξ『ふふ、ちゃんと友チョコも用意してあるわよ』

(゚、゚トソン『え』

('A`) 『wwwwwwwwwwwwwwwww』

( ^ω^)『wwwwwwwwwwwwwwwww』

374 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 18:50:12 ID:BRe7Kl1.0

そして4人は当然のように同じ高校へと進学する。
内藤とツンデレが正式に付き合いを始めたのは、高校生の頃であった。



( ^ω^)『す、好きだお! 』

ξ*゚⊿゚)ξ『えっ』

ξ*-⊿-)ξ『わた、私はアンタの事なんかこれっぽちも好きじゃないけどね! 』

(lli^ω^)

ξ;゚⊿゚)ξ『あ、ちが、違うの! アンタはどうしようもないグズでノロマだけど』

( ;ω;)

ξ;゚⊿゚)ξ『い、今のも違くてね!? 』

375 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 18:51:21 ID:BRe7Kl1.0

ξ;゚⊿゚)ξ『え、えっと、えっと』』

ξ >⊿<)ξ『あ、アンタと付き合えるのは私くらいだから! 』

ξ*゚⊿゚)ξ『仕方なく、仕方なく付き合ってあげるわよ! 』

( ;ω;)

ξ;゚⊿゚)ξ『な、何でまだ泣くのよ!? 』

( ;ω;)『こ、これは嘘泣きだお』

ξ;゚⊿゚)ξ『嘘つけ!! 』










壁|A`) 『ったく、どうやら無事に成功したみたいだな』

壁|、゚トソン『いやあ、煽りに煽った甲斐があったもんだね』

377 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 19:27:32 ID:BRe7Kl1.0

('A`) 『……お前は良かったのか?』

(゚、゚トソン『あの2人は、やっぱりあの2人でないとね』

(゚、゚トソン『その間に入れるなんて、小さい頃から見てたら無理だってのも分かるし』 ボソボソ

('A`) 『そっか』

('A`) 『良いヤツだな、お前』

(゚、゚トソン『……別に、そうでもないよ』

(゚、゚トソン『あ、もしかして惚れた?いやぁモテる女は困っちゃうなー』

('∀`) 『ははっ、何なら本当に付き合うか?俺らも』

(゚、゚トソン『それ以上近づいたら叫ぶよ』

('A`) 『そこまで言うか普通』

378 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 19:36:31 ID:BRe7Kl1.0

その後、4人は大学へと進学する事になる。
内藤とツンデレは同じ大学に。ドクオは内藤たちの大学に行きたい学部が無かった為、別の大学へ。
都村は、医者を目指すべく他の3人よりも上のレベルの大学へと渡った。

しかしそれでも4人は連絡が途絶えることは無く、集まることも多々あった。



しばらく経って、内藤たちは同棲生活を始めた。



( *^ω^)『お、こたつも買おうお! 』

ξ゚⊿゚)ξ『ちょっと、必要最低限な物しかダメって言ったでしょ! 』

( *^ω^)『こたつは絶対に必要だお! これが無かったら冬は過ごせないお! 』

( ^ω^)『それに、僕とツンの実家にもこたつはあったし、よく一緒にぬくぬくしてたじゃないかお』

( ^ω^)『つまり僕達といえばこたつなんだお! 』

( *^ω^)『ね!? だから買おうお! 』

ξ-⊿-)ξ=3 フゥッ

ξ゚⊿゚)ξ『仕方無いわね』

( *^ω^)『ありがとうだおツン! 』

379 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 19:38:35 ID:BRe7Kl1.0

それから卒業まで、そのこたつのある部屋で二人は
時に喧嘩をし、



ξ#゚⊿゚)ξ

( #^ω^)






(メメノω(;;)

ξ#゚⊿゚)ξ



時に騒ぎ合い、



( *^ω^) !!

('A`*)  !!!

ξ*゚⊿゚)ξ !

(゚、゚*トソン  !!!

380 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 19:39:30 ID:BRe7Kl1.0



時に涙を流し、



( ;ω;)

ξ;⊿;)ξ



時に笑い合いった。



( *^ω^)

ξ*゚ー゚)ξ

381 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 19:41:54 ID:BRe7Kl1.0

そして大学を卒業すると同時に、二人は婚約を交わす。


( ;^ω^)『結婚、してくださいお』

ξ*゚⊿゚)ξ『べ、別に……』

ξ*゚⊿゚)ξ

ξ*゚ー゚)ξ『こちらこそ、よろしくお願いします』

( *^ω^)


その後、思い出の詰まったアパートから引っ越して、内藤が就職する会社近くへと移ったのであった。

382 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 19:43:10 ID:BRe7Kl1.0

それから幾つかの月日が流れた頃。
それなりの仕事を任されるようになった内藤は、段々と帰る日が遅くなっていった。


ξ゚⊿゚)ξ

ξ゚⊿-)ξ ウトウト

      そ
ξ゚⊿゚)ξて ハッ


< ガチャッ


( ^ω^)『ふぅ、疲れたおー』

ξ゚⊿゚)ξ『おかえりなさい』

( ;^ω^)『お、先に寝てても良いんだお?』

ξ゚⊿゚)ξ『良いのよ、待っていたかったから』

383 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 19:43:52 ID:BRe7Kl1.0

連日連夜の残業。
溜まる疲れ。
ギリギリの終電。

そんな生活が続いていた。



ガタンガタンガタン


( ;^ω^)『ふぅ、なんとか終電には間に合ったお』

( ;^ω^)『お、メールだお……』

( ^ω^)『先に寝てても良いのに……』

( ^ω^)『……ありがとうだお、ツン』

( ^ω^)

( ^ω^)『ふぅ……』

( ^ω^)

( ^ω^)


<ヤ、ヤメテクダサイ


( ^ω^)『お?』

384 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 19:46:13 ID:BRe7Kl1.0

その電車の中で、一人の女性が痴漢に絡まれていたのを内藤は見つける。


ζ(゚ー゚;ζ『あの、やめてください』

( *^Д^)『へへ、おねーちゃんおっぱい大きいねぇ~』

( *^Д^)『彼氏とかいるの?ねぇねぇ、ヤッたりしてんのぉ?』

( ^ω^)『……』

( ^ω^)『あの』

( *^Д^)『……あ?』

385 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 19:49:07 ID:BRe7Kl1.0

ζ(゚ー゚;ζ『助けてください! この人さっきから触ってきて』

( *^Д^)『そんな事してねぇよぉ~』

( *^Д^)『仲良くしてただけだもんな~おねーちゃん♪』サワサワ

ζ(゚ー゚;ζ『キャッ』

( ;^ω^)『ちょ、とりあえず降りましょうお』

( ^ω^)『ほら丁度駅に着いたので』 グイッ

(*;^Д^)『な、何だよ! 離せよ! 』

ミ,,゚Д゚彡『ちょっとちょっと、どうしたんですかお客様』

ζ(゚ー゚;ζ『駅員さん! この人痴漢なんです! 』

ミ;゚Д゚彡『えぇ!? 』

386 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 19:50:52 ID:BRe7Kl1.0

(*;^Д^)『違うよ! 何もしてねぇよ! 』

( ^ω^)『あの、僕見てたので……』

ミ;゚Д゚彡『えっと、じゃあとりあえず事務室まで来てもらえますか?』

(*;^Д^)『!! 』

( ^ω^)『わかりましたお』

(*;^Д^)『じょ、冗談じゃねぇぞ! 離せコラ! 』

ドンッ!

( ;^ω^)『あっ』









内藤は、線路に頭から落ちた。

387 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 19:52:58 ID:BRe7Kl1.0

したらば総合病院。
連絡を受けたツンデレが駆け込むと、医者となった都村がツンデレを迎えた。


ξ;゚⊿゚)ξ『ブーンは!? 』

(゚、゚トソン『落ち着いて。命に別状は無いから』

ξ;゚⊿゚)ξ『ほ、ホント!? 』

(゚、゚トソン『さっき意識が戻ったところだけどね』

(゚、゚トソン『こっち来て。病室まで案内するよ』

ξ゚⊿゚)ξ『うん』

388 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 19:53:49 ID:BRe7Kl1.0

病室まで案内すると、都村が扉を開ける。
中には頭に包帯を巻いた内藤が居た。


ξ゚⊿゚)ξ『ブーン! 』

( ^ω^)『……?』

ξ゚⊿゚)ξ『全くもう! 心配したじゃない! 』

( ;^ω^)『お?お?』

(゚、゚トソン『……ん?』

ξ゚⊿゚)ξ『もうどこも痛くない?大丈夫なんだよね?』

( ;^ω^)『ちょ、ちょっと』

ξ゚⊿゚)ξ『何?お腹空いた?』

( ;^ω^)『いや、何と言いますか』






( ^ω^)『あなた』

( ^ω^)『誰なんですかお?』






ξ゚⊿゚)ξ『……え?』

(゚、゚;トソン『え?』

389 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 19:54:54 ID:BRe7Kl1.0

('A`;) 『お、おい! ブーンが運ばれたって聞いたんだけど! 』 ガララッ

( ;^ω^)『お、ドクオ! 』

(゚、゚;トソン『!? 』

('∀`) 『お、良かった。無事みたいだな』

( ;^ω^)『それよりこの人は誰なんだお? もう一人はお医者さんなんだろうけどお』

('A`) 『は?』

(゚、゚;トソン

ξ゚⊿゚)ξ

('A`) 『誰って……お前』

( ;^ω^)『お?』

390 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 19:55:37 ID:BRe7Kl1.0

kotatu.png

391 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 19:56:56 ID:BRe7Kl1.0

部屋を移した都村から詳しく聞くと、ツンデレはポツリと呟いた。


ξ゚⊿゚)ξ『……治るの?』

(゚、゚トソン『……』

('A`) 『……』

ξ゚⊿゚)ξ『ねぇ、治るの!? それ! ねぇ!! 』

('A`) 『やめろ、ツン』

ξ ⊿ )ξ『!! 』 ダッ

('A`;) 『あ、おい何処行く気だ! 』 ダッ

(゚、゚トソン『……』

(゚、゚トソン『何で』

( 、 トソン『何でこうも簡単に、あの2人の関係が壊れるのよ』

( 、 トソン『誰にも、入れなかったはずでしょ。邪魔できなかったはずでしょ! 』

( 、 トソン『くそっ。くそっくそっ! 』

392 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 19:57:52 ID:BRe7Kl1.0

ξ゚⊿゚)ξ『ブーン! 』 バッ

( ;^ω^)『お!? 』

ξ゚⊿゚)ξ『何で!? 今まで酷い事一杯言ったから!? 』

ξ ⊿゚)ξ『どうしてよ! 何でよ!! 教えてよ! 』

ξ ⊿ )ξ『もっと優しくなるから! 』

ξ ⊿ )ξ『もっともっと、ブーンの為に頑張るから! 』

ξ ⊿ )ξ『もっともっともっと、素直になるからさぁ!! 』

ξ ⊿ )ξ『思い出してよぉ!! ブーン!!! 』

( ;^ω^)『……』

393 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 19:58:37 ID:BRe7Kl1.0

('A`;) 『あ、見つけた。すまんな。ブーン』

('A`) 『ほら、ツンもブーンから離れて』

ξぅ⊿ )ξ『うん……』

ξ゚ー゚)ξ『ごめんね、ブーン』

( ;^ω^)

('A`) 『んじゃ、行くぞツン』

ξ。::ー)ξ『うん、今行く』

( ;^ω^)『……』

394 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 19:59:38 ID:BRe7Kl1.0

次の日から、ツンデレは内藤の見舞いに行くことになる。


ξ゚⊿゚)ξ『また惚れさせるだけの話よ』


それで良いのか、と訪ねるドクオにツンデレはそう答えた。



毎日。



ξ゚⊿゚)ξ『どう?最近は』

( ;^ω^)『あ、どうも。まだ少し頭が痛いくらいですお』

ξ゚⊿゚)ξ『無理はしないでね』

( ^ω^)『はいですお』

395 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 20:00:34 ID:BRe7Kl1.0



毎日。



ξ゚⊿゚)ξ『リンゴ好きだったわよね』

( ^ω^)『そうなんですかお?』

ξ゚⊿゚)ξ『そうよ、食べすぎちゃうくらいに好きだったのよ』

( ^ω^)『あ、でも自分で切るから良いですお。危ないですお』

ξ゚⊿゚)ξ『良いのよ。気にしないで』

396 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 20:03:25 ID:BRe7Kl1.0



毎日。



ξ゚⊿゚)ξ『病院食じゃ味気ないと思って、ちょっと作ってきたの』

ξ゚⊿゚)ξ『ひ、秘密よ! バレたら怒られるから! 』

(*;^ω^)『中々個性的な味ですお』

ξ゚⊿゚)ξ『ま、また作ってきてあげても良いわよ!? 』

(*;^ω^)『あ、ありがとうございますお』

397 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 20:05:29 ID:BRe7Kl1.0



毎日。



( ;ω;)

ξ;゚⊿゚)ξ『何で泣いてるの?』

( ;ω;)『この小説が中々良い話で……』

( ;ω;)『あ、ちなみにコレは嘘泣きですお』

ξ;゚⊿゚)ξ『嘘付け! 』

398 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 20:06:28 ID:BRe7Kl1.0



毎日。



ξ゚⊿゚)ξ『あれ、野球に興味あったっけ?』

( ^ω^)『いや、適当に雑誌を買ってみたら思いのほか面白くて』

ξ゚⊿゚)ξ『ふーん、サッカーは?』

( ^ω^)『まぁそこまで興味は……』

ξ゚⊿゚)ξ『そっか』

( ;^ω^)『……えっと』

ξ;゚⊿゚)ξ『ぎゃ、ギャグじゃないわよ!? 』

( ;^ω^)『わかってます! わかってますお! 』

399 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 20:07:17 ID:BRe7Kl1.0


毎日、ツンデレは見舞いに行った。
そして思ったのだ。


ξ゚⊿゚)ξ

ξ ⊿ )ξ

ξ ⊿ )ξ(この人は、ブーン何かじゃない)

ξ ⊿ )ξ(面影はある。仕草も、ブーンだ)

ξ ⊿ )ξ(だけど、この人はブーンじゃない)

ξ ⊿ )ξ(記憶を失う前のブーンとは、違う)

ξ ⊿ )ξ(まるで、ブーンの形をした影だ……)

ξ ⊿)ξ

ξ ー )ξ(フフ)

ξ ⊿ )ξ

ξ ⊿ )ξ(それは私にも言えること、か)

400 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 20:08:05 ID:BRe7Kl1.0

ξ ⊿ )ξ(あの人の前で、私は本当の自分を出せてたかしら)

ξ ⊿ )ξ(ブーンが記憶を失ったと同時に、私も消えてしまったような気がする)

ξ ⊿ )ξ(ブーンがいて、初めて私が存在出来るのよ……)

ξ ⊿ )ξ(私は、ブーンの影を見ている。あの人は、私の影を見ている……)

ξ ⊿ )ξ

ξ ⊿ )ξ(会いたいよ、ブーン)







その晩の事である。
内藤が、病室の窓から飛び降りたのは。

理由は、無理に思い出そうとした事による激痛の果てであった。

401 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 20:09:08 ID:BRe7Kl1.0

('A`;) 『くそ、何でブーンは……』

ξ゚⊿゚)ξ(……)


後日、無事に意識を回復させたブーンの病室にツンデレが見舞いに行く。
ドアを開けようとしたところで、中の会話が聞こえてきた。


ξ゚⊿゚)ξ |ドア  (あら……?)



('A`) 『お前さぁ、何で無理に思い出そうとしたんだよ』

('A`) 『すげぇ痛いんだろ? 俺らだって、思い出そうとしなくて良いって言ったじゃん』

( ^ω^)『……どうしても、思い出したかったんだお』

('A`) 『ん?』

402 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 20:10:00 ID:BRe7Kl1.0

( ^ω^)『ツンさん、あの人の顔を見ると落ち着かないっていうか』

( ^ω^)『悲しそうな顔をいつもしてて、その度に苦しくなって』

( ^ω^)『たまに見せてくれる嬉しそうな顔を見ると、僕も嬉しくなって』

( ^ω^)『この気持ちは何なんだろうって』

( ^ω^)『記憶を無くしても残ったこの気持ち』

( ^ω^)『だから絶対に思い出さないといけないとって思って……』

('A`)

('A`) 『……』

('A`) 『そうか……でも、やっぱ無理に思い出すなよ』

('A`) 『そんなにしつこく残った気持ちなんだ』

('A`) 『その正体も、記憶もそれに引っ張られて戻るよ』

( ^ω^)『……そうだおね』

403 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 20:15:10 ID:BRe7Kl1.0

ξ ⊿ )ξ

ξ ⊿ )ξ

ξ ⊿ )ξ(……)

ξ ⊿ )ξ(ブーンじゃない?ブーンの影だ?)

ξ ⊿ )ξ(違う。ブーンは、ブーンのままだった! )


             ガラッ >


('A`;) 『お!? 』

('A`;) 『何!? どうしたんだよツン、泣いてんのか!? 』

ξぅ⊿::)ξつ;;;)A`) アバッフ

ξぅ⊿゚)ξ『泣いてない』

(;;;)A`) 『……そうですか』


それからしばらくして、ツンデレは提案をした。
思い出がたくさんある、あの部屋に住ませてみるのはどうか、と。
思い出の部屋で住む事によって、徐々に記憶も戻るのではないか、と。

その結果────

─────
──


404 :名も無きAAのようです:2013/02/14(木) 20:16:32 ID:BRe7Kl1.0



( ^ω^)『今日からここに住めば良いのかお?』

ξ゚⊿゚)ξ『えぇ、そうよ』

( ^ω^)『お、こたつがあるお』

ξ゚⊿゚)ξ『うん、ブーンが好きだったからね』

ξ゚⊿゚)ξ『私はちょくちょく様子を見に来るけど、良いわよね?』

( ^ω^)『そりゃ勿論だお。これからも、よろしくお願いするお』

ξ゚ー゚)ξ『えぇ、よろしくね』



内藤とツンの不思議な生活が始まったのである。




十八話 完

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